閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

思い出の一品

2015-09-01 11:29:10 | 閃き
週末は諸事に追われてあっと言う間に過ぎ去った

お陰でブログどころでは無かったので3日も空いてしまった


あんなに暑かった8月も終わりになって秋雨前線の影響で連日の雨、すっかり涼しくなってきて、最早秋の感じがしてきた

そんな月曜日の夜、食事を終えて妻と久々にゆっくりテレビを観ている時、久し振りに温かい飲み物が欲しくなり妻に頼んだ

妻は暫くして温かいコーヒーを煎れてきた

熱いコーヒーは妻は未だ飲まないのだが、珍しい事もあるもんだ、雨が降る訳だなあと思いながら一啜りしてみると馬鹿に旨い

妻に訪ねるとエスプレッソを煎れたのだという

テーブルの上には2個のカップが置かれていて、煎れすぎたのかな?と推測していた


少々満腹のお腹には温かなコーヒーが心地よい

慌ただしさも忘れてのんびりした

コーヒーが余りにも旨いので、直ぐに2杯目に手を伸ばし、くだらない番組を見ていた時、「私のコーヒーが無い!」と妻の大声が響いた

もう1杯のコーヒーは妻の分らしく、熱いコーヒーが飲めないので冷ましていたようだった

怒る妻は、今度は爺ちゃんが煎れる番だよと急かしてくる

仕方なく台所へ行ってコーヒーを煎れることにした


湯を沸かしてコーヒーのドリップの準備をして、コーヒーを見るとスターバックスのエスプレッソ 1杯分パックの箱が置かれている

そのスタバのコーヒーは先日急逝した兄の様な方が美味しいコーヒーだからとわざわざ持って来て戴いたものだった

「美味しいから飲んでみろ」と言われて戴いたのだが、暑い日が続いていたのですっかり忘れていしまっていたのを妻が思い出して出したようだ


兄と慕う方の面影を想いながら2杯のコーヒーを煎れた

今、まさにその方が家にやって来ている、そう感じていた

2杯目のコーヒーも同じ様に旨かった

リビングの椅子に座り、コーヒーを啜りながら、その方を想い続けた


形見となるコーヒーなのだが、この味は忘れることが無いだろう

近い内に、近くのスタバへ買い求めに行ってこよう

その時はその方の分も煎れてあげよう

思い出の一品に浸っていた


コメント
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