閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

人がやらない研究

2016-10-04 17:46:04 | 閃き
今年も東京工業大学の大隅栄誉教授がノーベル賞を受賞した事は大変喜ばしい限りである

細胞学の権威であるそうだが、その道の人でなければ知る由も無い

受賞の報道を受け、地道に取り組んでこられた一連の研究が実ったと、教え子や同僚、関係各位のコメントでオートファジーに専念してこられた事が私でも理解出来た

発明の詳しいことは置いといて、大隅栄誉教授のコメントに「人がやらないことをやろうという興味から始まった」と聞いて尚且つ素晴らしいと感じた


起業は兎角流行り物が好きで、トレンドといわれるものに群がる傾向がある

それは至極当然であるのは、売れなければどんなに素晴らしい発明も役に立たないからなのだ

しかし、大学や公設試で取り組まれている研究には基礎的なものも多くあり、それらの発明が今後の応用にどれだけ役立つかは計り知れない事である

「そんな研究してなんになるのか」大隅栄誉教授は何度そう言われただろうか

もしそこでやめていたら今回の発明はなしえなかったのだ

人がやらなくても自分の信念を貫いて取り組む姿勢は素晴らしいし、解明した喜びを素直にお話しになる姿を観ても今後の科学者のお手本になるに違いない

本当にお目出度うございました
コメント
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