閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

自助浄化

2016-10-13 06:19:41 | 閃き
この所、東京都を始めとする各地の行政や議会での問題が話題になっている

解説者は報じる度に自助浄化する様に回答する幹部の釈明会見に期待したいとコメントしているのだが、正直に申し上げてそれは難しい事だと思う

但し、橋下元知事、市長のような豪腕を振るえる責任者がいる場合は可能かも知れないが、問題を起こしたままの体制では絶対と言って良いほど難しい


仕事のやり方が間違っていることが判明した場合、事前に間違っていると承知しながら行っていたのであれば簡単で、その担当者を排除、処分すれば良いのだが、間違っていると自覚が無い場合は厄介である

知らない事を進める場合、誰かに教えを請うて正しい方法で行うという組織風土があれば良いのだが、格好悪くて訊けないという考えや、知ったかぶりの挙げ句に勝手に決めつけて行うなどの場合は根が深い

これらには証拠となるものが無く誰も責めることは出来ない為である

東京都の豊洲新市場の問題は正しくこれに当てはまる


自助浄化は反省と改革によって達成されるものであるから、先ず反省が必要である

しかし、当の担当者には悪いという自覚が無い

間違ったのは正しく指示しなかった上司の責であり、自分は言われたとおりにやっただけという気持ちがある

一方上司は、訊かなかった部下が勝手に行った事であると責任逃れを繰り返す

政治家が何かと秘書の責任にしたがる構造と同じである

この様な体制だから責任の所在が曖昧になり、結局誰も責任と取らなくて済むようにしてしまうのだ

この様な体制では自助浄化は無理なのが明白である


民間では、電柱が高いのも、郵便ポストが赤いのも全て社長の責任である

電柱の高さやポストの色は社長と無関係だと言うのだろうが、それ位全てにおいて社長とは責任を負うものなのである

この厳しさを公務員の世界にも導入しなければ改革なんぞ出来やしない


選挙も近いので、候補者の皆様、具体的な方法を述べて下さい