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閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

王三昧

2018-07-28 07:59:09 | 閃き
昨日は1日を掛けてイスラエルからやってきた青年のエスコートを仰せつかった

折角日本にやってきたからと、日本の文化に触れる企画が準備されているので、そのコースに乗って案内するだけであるが、つたない英語力を買われての指名であった

その企画の中で、座禅を体験する企画があった

おしゃべり好きの和尚の相手をしているだけで時間が過ぎていったが、一通り説明を受けて本堂へ移り、座禅の作法を1から教わった

座禅を行う事はどういったことなのかは、和尚の長い話で何となく理解したが、イスラエルの少年にどれだけ伝わったかは自信が持てない

しかし、以前京都で座禅の体験をした事があるという事と日本のアニメが大好きなので、そこで覚えたという日本語は十分会話として通用するレベルなので、英語で説明するのは補足的な部分だけだから、簡単のような、難しいようなものである


座禅の座布団を持って本堂へならび、相互に礼を行った後、座禅の姿勢を作ってゆく

半跏でよいというのだが、それでも少々無理をして、暴れ回っていた独楽が落ち着いて静止したような形を目指す

止まっているようで動いている姿勢が座禅の座るという姿なのだ

そして、呼吸を整え、雑念をかき消し何も考えないでただ、座る事に集中して行く

眼は閉じないで1m程先をじっと見詰めるだけ

途中、どれだけ時間が経過したか判らないが、請うて警策を1つ頂戴した頃、座禅終了の鐘が鳴った


自分の感覚では10分程かと考えていたが、たっぷり30分は経過していた

驚く事である

イスラエルの青年も私と同じ感覚だったと驚いていた

物事に只一心、夢中になって行う事を三昧と言うそうだが、その数ある三昧の中でも座禅は王である事から、座禅=王三昧と言うらしい


その後、お茶を体験したりとあっという間に夕方になり、焼き肉屋で夕食となった

同行している友人の息子さんも加わっての食事会になったが、年齢が近い彼らは好きなアニメの話で盛り上がっていた

日本のアニメは200以上観たというイスラエルの少年とアニメは300以上観たという息子さんの会話は、我々によっては外国の言葉を聴いているようだった

従って、我々は通常の飲み会に陥ってしまったが、若い2人はアニメの会話が正しく大三昧なのであろう

こういった文化交流も大切なのだね
コメント
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