閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

判り辛い制度

2018-07-19 08:06:37 | 閃き
参議院の定数変更の法案が可決した

何度も書いてきたが、日本の選挙制度は1票の格差(国民の平等の権利という考え方に基づく)の呪縛から逃れられない状態が続いている

これは、選挙制度を根本から考え直す必要があるのに、それ自体に手を付けないで小手先ばかりいじっているからなのだが、与野党とも同じ穴の狢である


参議院の必要性については触れないが、その役割からすれば、今回、都道府県から最低1名の選出が必要であるという考え方は賛成である

従って、人口が多くても少なくても自治体割りが47ある以上は、その代表を選出する枠を設ける事が必要で、この枠は1票の格差を無視したものになると定めなければならない

1票の格差を無視した原則から選出された議員は他の選挙と併用できないことを含みおく必要がある

この方法の定員は1名でなくても2名でも構わない

地方の意見を聞くことができるという考え方において必要な人数にすべきである


さて、それ以外の選挙区での選出方法については、私は比例代表制は反対である

選挙は人に対してするものであり、選んでもいない人に大切な1票を投じること自体が不公平で権利を剥奪している

人口を区域で分ける作業が必要で、人口の多い都市はいくつかに細分化しても良い

人口の少ない地域は合併して、その地域内の投票人の数を揃える

そうして、その選挙区の定員を決めるだけである


1票の格差と自治体の枠に拘りすぎる事が原因で、話は少し逸れるが道州制が必要だといわれるように、大きく区割りを見直す必要性があると言うことだ

議員自身が選挙に当選できるかどうかに影響するような制度に賛成したくない気持ちは理解できるが、それでは私利私欲の為であって国民の為になっていないという立場を正すべきだ

これは自公連立が悪いのではなく、野党も含めて国会議員1人1人の自覚の問題だ

自分の身を切る改革ほど辛いものはないが、これを声高らかに訴える政治家が出てくれば、政党関係なく応援したいと考えている
コメント
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