町のハズレの城跡公園の桜がほぼ満開の状態になっている。
荷物を送った帰りについでに様子を見に行った。
台風のような暴風が吹き荒れてさぞ花も散ったかと思いきや意外としぶとい。
咲き加減が強風に耐えるのに丁度よかったのだろう。
日曜日が桜の下でお祭りだったし昨日はあの暴風だったし、今日は平日で人出も少なかろうし静かだろう。
などと思いながら駐車場に着くと何と満車状態。
どういうことかと見回すと、年寄りやら若い人やらとにかく女性の連れが多い。
皆さん騒ぎもせずにのんびりとお茶を飲んだり、弁当を食べたりのご様子。
数日前の男ばかりのドンチャン騒ぎの花見の席との落差が大きすぎる。
花と酒をセットで考えるしか能が無いっていうのも如何なものかと反省してみる。
そう言えば明日は小学生の頃の同じクラスで受け持ちの先生を囲んで花見の予定。
参加者は先生を含めて90%以上が女性なので静かにぺちゃくちゃということになるだろう。
桜を見上げると鹿児島知覧特攻記念館の隊員の辞世の句が思い出される。
「散る桜 残る桜も 散る桜」・・・死がもてはやされる時代はもう御免こうむりたい。