カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

広島原爆忌に思う

2015-08-06 10:08:47 | 日記
 広島に原爆が投下されて70年が経過した。

 上空からの焼け野原を見ると一発の爆弾の威力に驚かされる。

 強力な一発の原爆でなくて、無数の爆弾や焼夷弾で都市全体が焦土と化した写真なら日本全国津々浦々にある。

 しかし私の心は一枚の写真を見るとき揺り動かされる。

 

 長崎での米国従軍カメラマンによって撮影されたという一枚の写真である。

 これとて原爆の効果確認のための調査の一環だったのだろう。

 写真が持つ意味を知ったカメラマンは報告の中には入れず、帰国後も密かに屋根裏部屋のトランクに隠し持っていたという。

 焼き場での順番待ちの少年の姿勢と堅く結ばれた唇が戦争の全てを物語っている。

 「前・中はいらぬ戦後のままがいい」

 平和とは次の戦争のための準備期間のことであるとは、誰が言った言葉だったか。

 ブラックジョークとして心にとどめたい警句ではある。

 
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コメント
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