朝から雨で気温も上がらず、薄ら寒い一日だった。
いつ降り出すとも分らない天気なので、パークドームの屋内を歩く予定だった。
しかし、午後になって出発する直前の空は、いきなり明るくなってきた。
堤防コースに切り替えて歩くことにした。
用心のため折り畳み傘を持って。
(堤防道路のアオサギ)
100mくらい手前から、変なモノが道路上にいるのは分ったが、アオサギと分ったのは50mほど近づいてから。
どんどん、近づいても逃げる様子がない、まさか擦れ違っても知らん振りして立っているつもりか?
20mくらいになっても逃げなかったが、丁度その時車が通りかかってユッサユッサと飛び立った。
(合歓の木のてっぺんのアオサギ)
直ぐ下の河川敷の合歓の木の天辺にとまって、こちらの様子などを窺っている。
水辺などで魚を探している姿が通常なのに、この日は余程のっぴきならない用件があったのだろう。
暫くすると、更に雲が薄くなって太陽の光までが射してきて、ポカポカと暖かくなってきた。
(水辺の青菜)
先日まで暑いなどと言っていたのに、ポカポカが気持ちいいとは勝手だ。
川縁には草とは言えない、あまりに旨そうな青菜が群生していた。
我が家の菜園などより、よっぽど出来が良さそうだ。
春の様な錯覚を覚えてしまう。
(パンダ風の猫)
猫が低い姿勢で獲物を狙っている様子。
身を隠しているつもりだろうが、パンダのような白黒の身なりは如何にも目立つ。
カメラを向けたら、邪魔しないでくれと言われた。
見れば、川縁には小サギが餌の小魚を探してウロウロしている。
猫が居るのは分っているらしいが、気にしている様子はない。
猫の居る目の前を横切って、魚さがしに余念がない。
猫も獲物としては、少々大きすぎる相手だから、まさか本気ではあるまい。
結果をユックリ見物しようにも、四方から真っ黒い雲に囲まれはじめた。
我が町だけが薄日が射していたのだ。
早々に切り上げて家路につく。
「濡れなかった?」とは、帰宅後の相方の第一声である。
なるほど、窓の外を見ると雲に覆われて夕方のような暗さになっていた。
「目の前を過ぎる歳時記追うばかり」・・・・しろ猫
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