熊本の秋を告げる「藤崎宮秋の例大祭」は九月の中旬に行われるのだが、今年は台風直撃が予想される事態で延期された。
「熊本城秋のお城まつり」と時期が重なって連日の大騒ぎとなった。
藤崎宮から御輿が出て、夕方に戻ってくるのだがこの御輿に連なる随兵行列が延々と続き、その行列の後に町内や各種団体等の馬を追う勢子がお囃子にのって練り歩く「馬追」がこれまた延々と続く。
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かつては、馬を踊るように跳ね回らせたりしたものだが、安全上数名が押さえて事故防止につとめるようになった。
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大音量のお囃子も、見物人の人混みも「馬耳東風」と受け流したいと思っている馬も、流石に帰りの夕随兵ともなると少々気分の方が優れなくなってくる。
中には元気に跳ね回ろうとする馬もいるわけで、馬を押さえる方もそれなりに体力と気力が必要。
見る方も油断は禁物。
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そこへいくと勢子の方は、囃し立て踊り狂って馬を追うという設定だから陽気なもの。
踊りやお囃子には一定の枠はあるが、やり方は自由で最近は随分変わった趣向も見られるようになった。
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「山笠のあるけん博多たい」が博多の人達の合い言葉で、全国にも知られてメジャーな祭だが、熊本では「ボシタんあるけん熊本たい」と密かに粋がっている節がある。
祭の規模や踊りの参加者などでは、夏の盛りの「火の国まつり」が大きいが、盛り上がりの質からいえばこちらが圧倒的に老若男女に指示される。
ただ圧倒的な掛け声や騒がしい踊り等々に、ビックリしている観光客の姿も多く見られた。
多分日本の祭としてメジャーにはならないだろうが、それだからこそ自分達の祭として密かに楽しむという「肥後モッコス」の心をくすぐり続けるのだ。
「今日だけは主役を張った馬の鼻」
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「熊本城秋のお城まつり」と時期が重なって連日の大騒ぎとなった。
藤崎宮から御輿が出て、夕方に戻ってくるのだがこの御輿に連なる随兵行列が延々と続き、その行列の後に町内や各種団体等の馬を追う勢子がお囃子にのって練り歩く「馬追」がこれまた延々と続く。
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かつては、馬を踊るように跳ね回らせたりしたものだが、安全上数名が押さえて事故防止につとめるようになった。
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大音量のお囃子も、見物人の人混みも「馬耳東風」と受け流したいと思っている馬も、流石に帰りの夕随兵ともなると少々気分の方が優れなくなってくる。
中には元気に跳ね回ろうとする馬もいるわけで、馬を押さえる方もそれなりに体力と気力が必要。
見る方も油断は禁物。
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そこへいくと勢子の方は、囃し立て踊り狂って馬を追うという設定だから陽気なもの。
踊りやお囃子には一定の枠はあるが、やり方は自由で最近は随分変わった趣向も見られるようになった。
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「山笠のあるけん博多たい」が博多の人達の合い言葉で、全国にも知られてメジャーな祭だが、熊本では「ボシタんあるけん熊本たい」と密かに粋がっている節がある。
祭の規模や踊りの参加者などでは、夏の盛りの「火の国まつり」が大きいが、盛り上がりの質からいえばこちらが圧倒的に老若男女に指示される。
ただ圧倒的な掛け声や騒がしい踊り等々に、ビックリしている観光客の姿も多く見られた。
多分日本の祭としてメジャーにはならないだろうが、それだからこそ自分達の祭として密かに楽しむという「肥後モッコス」の心をくすぐり続けるのだ。
「今日だけは主役を張った馬の鼻」
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