ざっくばらん(パニックびとのつぶやき)

詩・将棋・病気・芸能・スポーツ・社会・短編小説などいろいろ気まぐれに。2009年「僕とパニック障害の20年戦争出版」

2010年の視聴率女王は?

2010-12-22 17:24:01 | ドラマ
昨日で坂の上の雲などを除き、連続ドラマも終わりましたね。2010年の女優主演ドラマの視聴率ベスト3を挙げてみます。

1.綾瀬はるか 「ホタルノヒカリ2」 15.4%
2.菅野美穂  「曲げられない女」  14.6% 
3.黒木瞳   「同窓会」      14.5%

菅野さんを抑え綾瀬さんがトップでした。唯一の15%越えです。いまの15%は一昔前の20%の価値がありますからね。たいしたものです。ドラマの視聴率はキャストより脚本が大事だとは思います。良質な脚本というより見やすい物語が今は主流のようです。ホタルノヒカリも良質というよりそういったドラマでした。

しかしいかに脚本が大事とはいってもキャストが視聴率と全く無関係とはいえないと思われます。全盛期の木村拓哉は10%位視聴率を上げる力を持っていたのではないでしょうか。現在の女優でも人気のある人とない人では同じドラマであっても2~3%は違うでしょうね。少なくとも綾瀬さんもそのくらいの力はあると思います。

ではこのまま数字の上では綾瀬はるかの時代に入るのかといえば、それはまだ微妙です。昔は綾瀬さん位の年齢がドラマ女優のピークでした。しかし、時代は変わりました。

数年前、視聴率女優の松嶋菜々子がドラマの仕事をセーブするようになり、仲間由紀恵、伊東美咲らが台頭しました。しかし時代は、彼女たちを視聴率の女王に選びませんでした。そのポジションに就いたのは松嶋さんと同い年の篠原涼子でした。

何故この世代が強いかといえば1970年代前半生まれの人口が多いためと思われます。同世代の女性たちは松嶋さんや篠原さんに自分の人生や生活を重ねやすいんでしょう。そういう意味では1970年代後半生まれの仲間さんや伊東さん、それに菅野さんや松たか子さんも少しずれがあります。ましてや綾瀬さんは1985年生まれと10歳以上の開きがあります。

その上、このランキングでも3位にはいっていますが、「同窓会」は40代の恋愛を描いたドラマだったと聞いています。話題になったNHKドラマ「セカンドバージン」も40代女性が熱心に見ていたのではないかと想像します。

つまりドラマの世界にも高齢化の波が押し寄せているんです。これからもますますこの傾向は強まっていくでしょう。そこをどう綾瀬さんをはじめ、上戸彩、北川景子らが乗り越えていくのか注目です。やっぱり男性としては若い女優が出てくれないと楽しみが減ってしまいますからね。頑張ってほしいものです。勿論、ドラマ女優としてはベテランの域に入りつつある菅野さんや仲間さんにももうひと踏ん張りを期待してます。

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