2年後、21歳になった小倉は再び将王への挑戦権を掴んだ。時の将王は中多である。中多は前年、川野を下し将王に復位した。将王在位は通算9期となり前人未到の通算十期に王手をかけていた。
戦前の予想は割れていた。若さの小倉か、それとも実績、経験の中多か。すでに40才を過ぎた中多に衰えを指摘する声もあった。
悲願の十期達成か、初の将王位で世代交代か。注目の中で始まった将王戦7番勝負は第一局を小倉、第二局を中多が取り返し、1勝1敗で迎えた第三局。互いに一歩も譲らぬ熱戦となった。形成不明のまま終盤までもつれ込んだが、最後は小倉が超手数の詰みを読みきり、勝利した。
この勝負で小倉が勢いに乗ったのか、中多が落胆したのか、四局、五局は小倉が力で中多をねじ伏せ、4勝1敗で初の将王の座に就いた。
「嬉しいです。将王になるのが子供の頃からの夢でしたから。地位に恥じないような将棋を指していきたいです」。
局後のインタビューで小倉は笑顔を交え、そう話した。
戦前の予想は割れていた。若さの小倉か、それとも実績、経験の中多か。すでに40才を過ぎた中多に衰えを指摘する声もあった。
悲願の十期達成か、初の将王位で世代交代か。注目の中で始まった将王戦7番勝負は第一局を小倉、第二局を中多が取り返し、1勝1敗で迎えた第三局。互いに一歩も譲らぬ熱戦となった。形成不明のまま終盤までもつれ込んだが、最後は小倉が超手数の詰みを読みきり、勝利した。
この勝負で小倉が勢いに乗ったのか、中多が落胆したのか、四局、五局は小倉が力で中多をねじ伏せ、4勝1敗で初の将王の座に就いた。
「嬉しいです。将王になるのが子供の頃からの夢でしたから。地位に恥じないような将棋を指していきたいです」。
局後のインタビューで小倉は笑顔を交え、そう話した。