「好きなタイプは?」
「えっ?」
「美由の好きなタイプ、男の」
「え、ああ、そうだなあ」
僕も美由も困惑していた。
「ないの?タレントとかに例えてもいいよ」
「ええと、優しい人。それと知的で、ある程度男らしくて・・・」
僕は必死で思いつく限りの、ありきたりな言葉を並べた。すると麻理は嬉しそうに美由の肩を叩いてきた。
「あるじゃない。欲張りすぎるくらい。私、美由って男の人にあんまり興味がないのかと思ってた。だったら今度、合コンいこうよ。私たちって今、結構価値が高いんだよ」
「そうだね。今度参加してみようかな」
「約束だよ」
「うん、わかった。近いうちに」
その後も麻理は、僕のしぐさや言葉で、少しでも面白いものを拾い集めては、楽しそうに笑っている。その度に美由の体に触れてきたり、頭を肩に乗っけてきたりする。そして僕は顔を赤くしながら、鼓動を高鳴らせるのだ。
ふと気づくと、麻理の頭が美由の肩に倒れ掛かったままになっている。笑い疲れて寝てしまったのだろうか?授業中に眠るのなら、机の上に覆いかぶさるのが王道だろう。なのに麻理ときたら。僕をからかっているのか?ミディアムの茶髪から放たれる柔らかな香り、ゆらゆらと揺れながら伏せられている瞳が僕を苦しめる。苦しくて苦しくてどうしようもなくなり、僕は麻理を起こした。
「えっ?」
「美由の好きなタイプ、男の」
「え、ああ、そうだなあ」
僕も美由も困惑していた。
「ないの?タレントとかに例えてもいいよ」
「ええと、優しい人。それと知的で、ある程度男らしくて・・・」
僕は必死で思いつく限りの、ありきたりな言葉を並べた。すると麻理は嬉しそうに美由の肩を叩いてきた。
「あるじゃない。欲張りすぎるくらい。私、美由って男の人にあんまり興味がないのかと思ってた。だったら今度、合コンいこうよ。私たちって今、結構価値が高いんだよ」
「そうだね。今度参加してみようかな」
「約束だよ」
「うん、わかった。近いうちに」
その後も麻理は、僕のしぐさや言葉で、少しでも面白いものを拾い集めては、楽しそうに笑っている。その度に美由の体に触れてきたり、頭を肩に乗っけてきたりする。そして僕は顔を赤くしながら、鼓動を高鳴らせるのだ。
ふと気づくと、麻理の頭が美由の肩に倒れ掛かったままになっている。笑い疲れて寝てしまったのだろうか?授業中に眠るのなら、机の上に覆いかぶさるのが王道だろう。なのに麻理ときたら。僕をからかっているのか?ミディアムの茶髪から放たれる柔らかな香り、ゆらゆらと揺れながら伏せられている瞳が僕を苦しめる。苦しくて苦しくてどうしようもなくなり、僕は麻理を起こした。