ざっくばらん(パニックびとのつぶやき)

詩・将棋・病気・芸能・スポーツ・社会・短編小説などいろいろ気まぐれに。2009年「僕とパニック障害の20年戦争出版」

大船渡監督は佐々木朗希をどうすべきだったか

2019-07-28 14:53:28 | スポーツ
163キロの剛腕、今大会最大のスターといっていい大船渡・佐々木朗希投手の登板回避が波紋を呼んでいます。「決勝なんだから投げさせるべきだった」「将来を考えれば登板回避は正解」真っ二つと言っていいでしょう。しかし、僕には第三の道があったように思います。

岩手県大会決勝戦の大船渡の相手は花巻東。くしくもこの10年で菊池雄星・大谷翔平という日本を代表する投手を2人も輩出した強豪です。佐々木君を先発させなければ厳しい戦いになることは、国保監督もわかっていたでしょう。出せば壊れるかもしれない。出さなければ大変な批判を浴びることになる。特に一緒に戦い続けたナインたちは甲子園に出るために、苦しい練習にも耐えてきたのだと思います。どちらにしても苦渋の決断をしなければなりませんでした。

実は投げさせるべき派、登板回避派どちらも納得させる方法がありました。決勝は先発させます。勿論、イニング限定ではなく完投させるつもりで。ただし、それには逆算が必要でした。決勝から逆算すれば準決勝は回避。準々決勝に登板させる。とにかく監督としては中1日以上開けさせたいという強い思いがありますから、決勝の日付から逆算して夏の岩手県予選を組み立てれば、こんな問題は起きませんでした。

まだ若い監督です。東北、とくに岩手はここの所、怪物投手を輩出しています。投手起用に気を遣う国保監督のもとに将来有望な投手が頼ってくる可能性もあるでしょう。この苦い経験を活かし、名投手を育ててほしいです。そして佐々木投手にはぜひ将来の日本のエースに上り詰めてほしいものです。
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