ざっくばらん(パニックびとのつぶやき)

詩・将棋・病気・芸能・スポーツ・社会・短編小説などいろいろ気まぐれに。2009年「僕とパニック障害の20年戦争出版」

初秋

2022-09-12 10:54:10 | 

名も知らぬ男性の後ろを歩いていた

その白髪が多く混じった髪を見ていたら、僕は少し悲しくなった。

自分が年を取ったせいか

秋という美しく衰えていく季節のせいか

それはよく分からない

 

僕は何を待っているのだろうか

何を期待しているのだろうか

重だるい体を引きずり、手を伸ばす。

何も触れない

何処にも届かない

僕は苦笑して落ち込む

結果は想像がついているのに

 

いつの間にか日が短くなったね

カラカラに乾いた日々の中で

僕はまだどこかで

潤いのような奇跡を求めている

コメント
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