- 昨日の夏の甲子園決勝は慶応高校が仙台育英を8対2で下し、実に107年ぶりの全国制覇を成し遂げました。それにしても慶応の応援は凄かった。
私は慶応に縁もゆかりもないので、どちらが優勝しても構わなかったのですが、自分が関東在住で、何よりも清原さんの息子の勝児君がベンチ入りしていることが大きく、慶応を注目していました。
自力の仙台育英か、勢いの慶応かとの見方をしていました。慶応が3点を先制したものの、仙台育英が2点を返し4回までは勝敗の行方は分かりませんでした。
しかし、5回表に慶応が一挙5点を加えたことで試合は大きく傾きました。接戦を見たかったので仙台育英の反撃にも期待しましたが、これまでの試合で打ち疲れたのか、本来の打力が影を潜めてしまいました。
9回表、清原勝児選手が代打で登場しました。結果はフォアボール。スタジアムからため息も聞こえましたが、四球は打者の勝ちです。久し振りに高校野球をプレイボールからゲームセットまで見た。勝児君のおかげです。
大谷翔平、WBC、そして慶応高校のエンジョイベースボールが結果を出したという事実は大きい。真剣に勝利を求めながらも、ゲームを楽しむことを忘れない共通点があります。野球界も新しい体質に生まれ変わらなければなりません。
将棋の王位戦第5局は藤井聡太王位が佐々木大地七段を下し、4勝1敗で防衛しました。
第5局は力のこもった熱戦でした。個人的に不調と感じていた藤井王位ですが、この一局は本来の力が出ていたように思います。ただ、昨日も終盤でかなり時間を使っていました。以前から序中盤では長考を繰り返していましたが、終局近くになると、全てを見透したように指し手が早くなる特徴がありました。
体力的な問題なのか?あるいは驚異的な脳の回転力が、やや低下してきた可能性もあります。何せ小学6年で詰将棋日本一になった早熟の天才ですから、10代の頃に比べると、読みの速度がやや落ちていても不思議はありません。
何がともあれ残るは王座戦。永瀬王座に先に3勝すれば八冠制覇です。ぜひ達成して欲しいものです。
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