えまちゃんと

C43(S205)日記とチャリ少し

英国

2023-09-23 | 車関連
スナク首相が、英国内でのガソリン車とディーゼル車の新車販売禁止を2035年に先送りすると表明したそうです。
元々は英国では2030年としてあったもので、カリフォルニア州や原則禁止というEUが2035年としていたもので並ぶものとなる。
実は日本も2035年に同じくガソリン車もディーゼル車も禁止となるが、HVは可能というところが違います。
英国では、ジョンソン元首相が2030年の禁止を打ち出し、脱炭素の先導役と自負してきたところがあります。

温暖化ガスの排出を2050年にゼロとする目標は維持したとのことですが、EVシフトを急がされた車メーカーの事業計画は大きく狂うようです。
当然にデッドラインが決まっていたからこそのロードマップで巨額のEV投資をしてきたのですから、そりゃ怒るというか当惑するのは当然です。
VWがEVを減産したというニュースが夏前にありましたが、一時的という事であったがフル生産体制には戻っていないのでしょう。
この連鎖の正体は何って、インフラどうこうよりも車両価格が落ちないという事の様です。
車両が増えなければ(売れなければ)コストは下がらず、インフラの整備にも影響してきます。
実際に単に企業努力だけでは、現時点難しい領域なのかもしれません。

そんな中、ボルボは2030年を死守する姿勢を見せています。
加えて2024年初めまでにディーゼル車の生産を終えると。(つまり今年いっぱいで終了)
内燃機関からの撤退を決めており、既に内燃エンジン資産を売却済みであるという。
ボルボの販売台数だからできた事ではあるでしょうけれど、あまりに潔く、見事な方向転換です。
生き残るに、これくらいの突出した戦略を打たなければ埋もれてしまい、吸収されてしまうのかもしれません。
2022年の販売台数は61万台(世界販売)ですから、三菱よりも少ないものです。
テスラが131万台程度、なんと日本にもその足音が響いているBYDは180万台を超えているのです。
台数だけで言えば、マツダもスバルも抜かされて、BYDはメルセデスを射程距離に入れてしまったのです。
これからが本当の過渡期、下剋上が始まるのです。

タイトル画、政治的手腕は知りませんが、ジョンソン元首相憎めない人でした

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