「染まずただよふ」

・・・塾講師スミレの日記・・・

たけとりのおじいさん

2015年11月08日 |   中1 
今日も昼間から定期テスト対策授業を行いました。
昨日よりコマ数が少なかったとはいえ、休憩時間も質問に対応したり
プリントの丸付けをしたりで忙しく、慌ただしく1日が過ぎた感じです。

それに、テスト本番が近づいてくると
この時間中にここまでは終わらせたい…、このプリントもやらせたい…
と欲張ってしまい、時間に追われるように授業を進めてしまいがち。
仕上げ段階に入っている生徒たちは授業よりさらに速いスピードで
どんどんテキストの問題を解いていきますが
勉強不足の生徒は予想外のところでストップしてしまい、授業の流れが滞ることも。
それがかえって緊張感を和らげたり
見直しをするきっかけになったりもするんですけどね。

今日の中1国語では、「竹取物語」の学習中、設問の
古文中から抜き出しなさい」と「現代語訳中から抜き出しなさい」を
よく見ずにどんどん問題を解き進める生徒が続出。
丸付け時にはテキストが×だらけで
「え!そういうこと?それだったらわかってたのに~!」と悔しがる生徒も続出。
古文の問題に取り組むのは初めてなので仕方ないところもありますが
それにしたって読めばわかるように書いてあるのに、よく読んでないんだなあ。

いちばんビックリした解答は
竹取の翁の名前は何ですか。古文中から8文字で抜き出しなさい。」
という問題に対して
「なよ竹のかぐや姫」
と書いてあったもの。
翁の名前ではない上に、古文中でもないという。
「名前」「8文字」しか見えてなかったんだろうなあ。 (正解は「さぬきのみやつこ」)

ちなみに、この生徒
「竹取の翁」=「たけとりのおきな」ではなく「たけとのおきな」
だと思っていたようです。
「だって『取る』って送り仮名いるでしょ!!」とのこと。
それはそうだけど、教科書にふりがなが振ってあったし
何度も他の人が読んだの聞いたでしょ…。

生徒たちには、ここでの失敗を活かして本番に臨んでほしいです。
特に問題文をしっかり読んでほしいなあ。…難しそうだけど。