四月十六日(土)曇り。
今日は、札幌社友会の石澤博文君の甥っ子で、我が家の近くに住む、大工のヒデちゃんが、下の子供の入学祝を、福富町の「たん右衛門」で開いてくれた。
この「たん右衛門」は、私の好きなお店ベスト5のうちの一つである。オヤジは、薩摩っぽで、暖簾には島津藩の家紋をあしらっている。そういえば、先日、テレビの「ぶらり散歩」という番組にお店が出ていた。関内のホステスに紹介されてから、もう二十年以上通っている。といっても、最近は、肉料理が重たくなって足が遠のいている・・・。
芸能人とも良く会った。有名なところでは、勝新太郎、ミッキー安川などの故人も良く通っていた。名前は知らないが、有名なサッカー選手や、野球選手など。当然、そういった人達が来るお店なので、あまり安くはない。知らずに、焼き鳥屋だと思って入ると、帰るときにオロオロする。実際に、そんな若い客を見たことがある。
まず、私のコースは、馬刺し、さがり(ハラミ)、そしてメインの牛タン。もう少し食べたい時は、たん柱やつくねなどを焼いてもらう。余り飲めない人は、テールスープやテール雑炊、焼きオニギリなどを勧める。このお店は、以前は、「伊佐美」がレギュラーで置いてあり、私が始めて「伊佐美」を飲んだのもこの店でだ。さすがに、最近ではハウス・ボトルとは行かなくなり、様々な焼酎を置いてある。従業員も、ほとんどが知っている人ばかりなので、飲んでいて楽しい。
以前は、地方からのお客さんが続き、中華街での接待が飽きると、このお店に来たものだ。しかし最近では、前述のように、歳のせいもあって肉が重たくなったのと、懐不如意なので、あまり接待には使っていない。最近では、もっぱら接待されるほうである。もちろん今回も、ご馳走様。
ここで、遅いからと、愚妻と子供を帰してから、ヒデちゃんと関内に転戦。馴染みの店を二軒転戦してから、仕上げはサリーの店に寄ったが、後で聞けば、「あんなに酔った蜷川さんを見たのは初めて」というくらい、ベロベロだったらしい。友人、先輩、後輩、馴染みのお客さんに迷惑かけて、有難う。久し振りの大破・轟沈の夜だった。
ヒデちゃんにスペシャル・サンクス。