四月一日(金)晴れ。
実は、昨日から機関誌の作製で汗をかいていた。今回の地震で、事務所の入っている建物はびくともせず、事務所の本棚も倒れることはなかったが、パソコン、印刷機、丁合機が転倒してしまった。特にカラーの大型プリンターを載せていた台についているキャスターが、重さに耐え切れず、ガタが来ていたので、近いうちに取り替えようと思っていた矢先に、この地震。三台の修理とメンテナンスに、エッ!というほどお金がかかってしまった。
直って来てからは、少々使いにくいが床に置いている。近いうちに、書棚なども動かないようにしっかりと固定しようと思っている。
夜七時になって、地震後の第一号が完成した。先日、同志の方から、「最近機関誌が届いていません」という連絡を頂き、恐縮した。実は、今年になってから、経費節約の為に「贈呈」の部数を大幅に減らした。機関誌を発行するのも大切な運動とは分かっているが、機関誌そのものが発行できなくなってしまえば元も子もない。歯を食いしばって頑張るのみである。
今回の機関誌では、宮城刑務所に無期囚として座っている伊藤白水氏の手紙を掲載させて頂いた。地震当日の模様や、災害後の刑務所の様子が良く分かり、普段、あまり表に出ない貴重な情報と思って、掲載した次第。
そして二月に亡くなられた永田洋子さんに関して、野村先生の「十六の墓標は誰がために」を再録した。単なる新左翼に対する共感や死刑囚に対する同情ではない野村先生の思いに是非共、触れて頂きたいと思っている。