四月十七日(日)晴れ。
いやー、やっちゃいました。酷い二日酔い。酒の神様は残酷だ。昨晩、あんなに美味いものを食べて、傾城と傾国に酔っても、翌日は、不快感を土産に持たされる。
家人や子供達の「何時に起きるの」という声を、すでに五、六回も聞いただろうか。そういえば、今日は、午後から子供達を、みなとみらいに連れて行く約束をしていた。子供達に手を、愚妻に背中を押されて、ようやく布団から出たのは十一時を過ぎていた。
頭は、ガンガン、意識は朦朧、胃は痛い、足はもつれるで、まだ酒が抜け切れていない。朦朧とした意識の中に、昨夜の愚行と奇行が甦ってきて、余計に具合が悪くなる。水を一リットルほど飲んで、ヘロヘロしながら家族の冷たい視線を浴びつつ、ようやく着替えた。
外は、良い天気。みなとみらいでは、大道芸をしていたが、皆が買い物をしている間、マックのコーヒーとエビフィレオで、ようやく朝食。話をするのも億劫だ。アウトドアーの専門店に行ってみたが、ランタン用のホワイトガソリンは、相変わらず入荷していない。機能の充実した良いテントがあり、食指が動いたが、これ以上愚妻の罵声に耐えられる体力は残っていない。泣く泣くあきらめた。
早めに家に戻ってのんびり風呂にでも入ろうかと思ったが、時計を見れば五時過ぎ、慌てて自宅に戻る。夜は、小枝ちゃんと、アコちゃんの誕生日の食事会を井土ヶ谷駅近くの、焼き鳥屋「らいぶ屋」で行なう。女性陣が中心で、松本君、カメちゃん、私の三人は付き添いである。昨日、ご馳走になったヒデちゃんもご招待しようと思ったが、さすがに起きられず、布団に入ったままとのメールが入った。私より二十以上も若いのに、昨夜の酒が効いたらしい。還暦の私は、更にダメージが大きい。
カメちゃんも昨日遅くて二日酔いだそうだ。具合が悪いのに根性で飲んで、早目に解散した。自宅に戻ったが、風呂にも入らず寝てしまった。こんなにきつい二日酔いは久しぶりの事だ。