白雲去来

蜷川正大の日々是口実

二三日前の事よりも、四十年前のことを鮮明に思い出す。

2011-07-26 11:30:13 | インポート

七月二十二日(金)晴れ。

 妙に朝寒かった。夏掛け一枚では風邪をひきそうなので、慌ててジャージを着込んだ。ガバッと起きて、家族で朝食。夏休みだというのに、子供達は部活で愚妻は仕事に出かけ、一人で留守番。仕方がないので、事務所に行き真面目に仕事をした。

 夕方は歯医者。帰宅後は、下の子供を連れて東戸塚にあるダイエーにて買い物。といっても食材の仕入である。最近、しっかり食べるのは朝食のみで、昼は、どうしても我慢が出来ない時は、蕎麦かヨーグルト。夕食は、サラダ、トコロテン、冷奴といった感じである。もちろん酒は飲む。お陰様で、四月の半ばから、十二キロのダイエットに成功した。もちろん食事だけではなく、週に三回は、一時間半ほど歩く。年内にもう五キロほど落とすつもりでいる。

 自宅でなるべく深酒はやめようと思っているのだが、何かにかこつけて一杯、一杯、もう一杯とやってしまう。好きな映画、好きな本、好きな音楽、皆酒の肴に適しているからたまらない。最近テレビのCMでジミヘンドリックスの「紫の煙」が使われているのに刺激されて、事務所に置いてあるCDの中から、ジミヘンのアルバムを二枚とクリーム、ジャニスジョプリンと好きなJAZZのオムニバスのCDを十枚ほど持ってきて聴いている。そう言えば、ジミヘンもジャニスも二人とも二十七歳で亡くなっている。

 ジャニスの、サマータイムやボールとチェーンを聴いていた頃の横浜は良かった。目を瞑ると当時の本牧や南京街のお店が甦る。本格的なR&Bを聴いたのは南京街にあった「コルト45」だった。桜木町には、突然天上が稲妻のように光る「サンダーバード」という店があった。歳のせいか、二三日前の出来事よりも、四十年前のことを鮮明に思い出すことがある。


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