白雲去来

蜷川正大の日々是口実

日米開戦七十年の年に、なでしこが米国に勝った。

2011-07-23 10:20:20 | インポート

七月二十一日(木)曇り。

 ワールドカップでの、なでしこジャパンの優勝は、日本と日本人に感動と勇気を与えた。普段はサッカーなど見たこともなく、ハットトリックが、誰もがハッと驚く手品ぐらいの知識しかない私も、眠い目をこすってテレビで観戦していた。サッカーが単にボールを蹴るだけのものではなく、格闘技であるという認識を持った次第。

 帰国後に、マスコミ報道で彼女達の普段のサッカー環境を知るにつれ、つくづくたいしたものだと驚いている。心から敬意を表したい。

 私は、決勝戦がアメリカとの間に行なわれたことが感慨深かった。もちろんこんな私の感慨は独りよがりであり、彼女達にはまったく関係ないのだが、今年は、かつてわが国が命運を賭して戦った、あの大東亜戦争の開戦から七十年という節目の年となる。

 小さい彼女達が大柄なアメリカの選手に立ち向かう姿に、沖縄や太平洋の島々で米軍に向って行く日本兵のような印象を持ったし、あるいは、敵艦に体当たりをする特攻機の姿ともダブった。試合の流れも、リードされてから追いつき、逆転する。まさに日本人好みの展開であったことも、日本人の琴線に触れたのだろう。

 六月に、社友の人たちと沖縄へ戦跡慰霊のために訪れたこともあってか、なでしこたちの姿が、突撃する日本軍、あるいは敵艦めがけて突入する特攻機とダブったのかもしれない。もちろん、前述のように、これは私の勝手な感慨で、スポーツマンシップのもとに戦った彼女達に失礼は承知の上だ。

 敗れた米国の選手のコメントも、また感動するものが多かった。二度と戦争など起こしてはならないことは言うまでもないが、しかし、かつて国家のために殉じた方々をおろそかにしたり、忘れて良いはずは無い。靖国神社のみたま祭りが開催されているときに、ゴミみたいな民主党の閣僚は誰一人として訪れたものはいなかったそうだ。こんなゴミ共に震災の復興など出来る訳もない。

 土用とあって、我が家でもささやかに「うなぎ」を食した。もちろんスーパーの安いものだ。本当なら横浜の「わかな」にでも行こうかとも思ったが、ああいった店は、まだ子供には早いと思って、安いものにした。ウナギの良し悪しなど三十を過ぎなければ分からないものだ。


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