二月二十一日(金)晴れ。
いくらか体調は良くなったが、まだ万全ではない。意を決して病院へ行くことにした。熱はないのだが、咳とくしゃみ、鼻水が止まらないので、耳鼻咽喉科か内科のどちらかに行こうか迷ったが、結局、内科にした。五分ほどの診察でもらった薬が二種類。「カフコデ」と「メキタジン」というもの。何とか効いて貰いたいものだ。
正午は、急ぎの用事があるという後輩たちと、権太坂のファミレスにて待ち合わせてのランチ。名簿郵送の件。昼食をご馳走になり申し訳なし。さっそく食後に薬を飲んで、自宅で安静にしていた。
元「週刊実話」の編集長だった下村勝二氏より「沖縄の絆ー父中将から息子へのバトンー大田實と落合晙」三根明日香著・かや書房刊、1800円(税別)をご恵送頂いた。大田實中将は、沖縄戦における海軍側の司令官である。沖縄の「海軍豪」で自決なされたが、海軍次官にあてた電文、「沖縄県民斯く戦いえり、県民に対して後世特別の御高配を賜らんことを」は涙なくして読めない。二年前の「沖縄祖国復帰40周年」を記念して「戦跡慰霊巡拝団」を組織した。海軍豪が綺麗に整備されて資料館も併設されており、ここでの戦の過酷さを追体験できた。
※海軍壕にて。弊社の社友会の人たちと。平成二十四年六月三十日。
落合畯(たおさ)氏は、大田實中将のご子息で、湾岸戦争の折に機雷の掃海作戦の司令だった人だ。鎌倉にお住まいになっていると人づてに聞いていたので、いつかお会いしたいと思っていたが、今日までその機会に恵まれていない。そういう私なりの思いもあって、「沖縄の絆」をご恵送されたのは嬉しかった。心して読みたいと思っています。
体調は、八割がた戻った。もう少しである。早く元気になって問答無用の酒を酌み交わしたい。