白雲去来

蜷川正大の日々是口実

私の趣味

2015-02-20 13:36:47 | 日記
二月十三日(金)晴れ後曇り。

私はほとんど趣味と言うものがないが、まあ敢えて趣味らしきものと言えば、ホテルや飛行機の絵葉書を集めるのが好きだ。もちろんホテルもどこでも良いというものではなく、自分が泊まったホテルの絵葉書と乗った飛行機の絵葉書を集めている。

従って、最近のビジネスホテルやLCCの飛行機などはあまり好きではない。私にとって飛行機は単なる移動の手段ではなく、あくまで旅の一環として利用することが多いからだ。もちろん運動や行事で行く時は別だが、ホテルもせめてレターセットや絵葉書があるクラスの方が良い。スクラップブックには、そういった思い出の詰まったホテルや飛行機の絵葉書が沢山ある。だからそれなりのランクのホテルに絵葉書が供えられていないとがっかりする。それも初めて訪れた都市や国で泊まったホテルならなおさらがっかりする。これからは事前に調べて泊まることにしようと思っている。

横浜に住んでいるので、横浜のホテルに泊まることはまずない。食事に行った折などにスタッフに頼んで頂くのだが、二日前にも書いたマイカル本牧の「ル・ファール本牧」や伊勢佐木町のすぐ裏、大通り公園の脇にあった「インターナショナル・プラザ・ホテル」など今では廃業してしまったホテルの絵葉書は貴重である。暇な折にパソコンに入れておこうと思っている。

夜、さあーこれから一杯と思っていたら、カメちゃんからお誘い。折角、松原商店街の「魚幸」でマグロを買って来たので、我が家で一杯やることにした。カメちゃんはすでに出来上がっていて一時間ほどで解散。


strong>※「ル・ファール本牧」と「インターナショナル・プラザ・ホテル」の絵葉書。

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福寿草のこと。

2015-02-20 13:04:45 | 日記
二月十二日(木)晴れ。

暖かな朝だった。横浜などに住んでいると季節感と言うものを感じる余裕や、感覚というものが薄れる。しかし雪国にいれば、春の訪れと言うものを、大げさに言えば歓喜を持って実感する。日本人の感覚からいえば、暖かくなったから春を感じるのではなく、春が来たから暖かいと思うのではないか。早春の花と言えば、まず頭に浮かぶのが「福寿草」である。

北海道、それも網走あたりでは二月の後半と言ってもまだ雪の白と、雪の解けた土の黒との正にモノトーンの世界が広がっているだけだ。この時期、日当たりの良い所に早咲きの福寿草の黄色を見つけた時の感動・・・。ああこの寒さもあと少しの辛抱だと心が和む。舗装された道路ばかりになって、霜柱を踏む感覚など遠い昔の記憶の中にしかないが、暖かい春が「有難い」と思うような時代のことが懐かしいと思うこともある。

昼下がり、下の子供が一生懸命にバレンタインのチョコレートを作っている。私が中学、高校生の頃はそう言う習慣はなかった。いいなあ。と思う反面、もし貰えなかったなら傷つくだろうなとも思ってしまう。この時期に、紅灯の巷などに出ると、いわゆる「義理チョコ」より下の「営業チョコ」を貰うのだが、そんなことを楽しいと思ったのは、もう二十年くらいも前だ。医者から甘い物を控えるようにと言われているし、飲み屋での支払いを考えたなら、その「営業チョコ」はエライ高い物につく。こんな時期は家でじっとしているか、オヤジの集まる下町の飲み屋で、世を嘆いての一人酒に限る。

夕方になって、ようやく連載させて頂いている「実話ドキュメント」の原稿を入稿。知識はガソリンと一緒で、注入しなければどんどんと減って行く。たまには勉強するか。と思いつつも、結局は酔狂亭で月と影とを相手に独酌。

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