八月三日(月)晴れ。
負けた戦争のことを何も記念することはないと思うのだが、まあともかく世の中は「戦後七十年の記念」の話題で溢れている。先日も、終戦時の陛下の玉音放送の原板が再生され先帝陛下の玉声がテレビに流れた。聞いていて何か複雑な気持ちになった。また御前会議が行われた部屋も公開されたが、朽ち果てていて、こちらの方も再生保存した方が良いのではと思った次第。
また、今月、半藤一利の『日本の一番長い日・決定版』が公開される。私は、同じ半藤利一の原作ならば、一九六七年(昭和四十二年)に公開された東宝映を超えることはないだろうと思っている。この映画を知らない世代には受けるかもしれないが、どんなふうにリメイクされるか分からないが、恐らく前作を超えることはないと思う。また俳優の加東大介の従軍経験手記を映画にした、『南の島に雪が降る』は、昭和三十五年に映画化された。これも私が好きな作品だが、平成七年にリメイクされたものを見たが、お話にならなかった。若い役者さんのどの人も、帝国軍人には見えないのだ。日本の役者が旧軍人の役をやって様になったのは昭和四十年ぐらいまでか。
そのうち、田中絹代主演の名画『陸軍』もリメイクされるのかもしれない。この映画は、戦前に戦意高揚を目的にして作られたが、監督の木下恵介が、軍の意向に沿った物にしなかったために、軍からにらまれ終戦まで仕事が出来なかった、と言われている。その木下監督の『陸軍』前後の出来事を元に平成二十五年に製作されたのが『はじまりのみち』である。
夕方、何時ものスーパーに行ったら鶏が一羽売っていた。衝動買いをして自宅のずんどう鍋で煮ること二時間。中々美味しいものが出来た。薬味はネギをごま油と醤油で味付けして、トロトロの鶏と一緒に食べたが、結構美味しかった。
負けた戦争のことを何も記念することはないと思うのだが、まあともかく世の中は「戦後七十年の記念」の話題で溢れている。先日も、終戦時の陛下の玉音放送の原板が再生され先帝陛下の玉声がテレビに流れた。聞いていて何か複雑な気持ちになった。また御前会議が行われた部屋も公開されたが、朽ち果てていて、こちらの方も再生保存した方が良いのではと思った次第。
また、今月、半藤一利の『日本の一番長い日・決定版』が公開される。私は、同じ半藤利一の原作ならば、一九六七年(昭和四十二年)に公開された東宝映を超えることはないだろうと思っている。この映画を知らない世代には受けるかもしれないが、どんなふうにリメイクされるか分からないが、恐らく前作を超えることはないと思う。また俳優の加東大介の従軍経験手記を映画にした、『南の島に雪が降る』は、昭和三十五年に映画化された。これも私が好きな作品だが、平成七年にリメイクされたものを見たが、お話にならなかった。若い役者さんのどの人も、帝国軍人には見えないのだ。日本の役者が旧軍人の役をやって様になったのは昭和四十年ぐらいまでか。
そのうち、田中絹代主演の名画『陸軍』もリメイクされるのかもしれない。この映画は、戦前に戦意高揚を目的にして作られたが、監督の木下恵介が、軍の意向に沿った物にしなかったために、軍からにらまれ終戦まで仕事が出来なかった、と言われている。その木下監督の『陸軍』前後の出来事を元に平成二十五年に製作されたのが『はじまりのみち』である。
夕方、何時ものスーパーに行ったら鶏が一羽売っていた。衝動買いをして自宅のずんどう鍋で煮ること二時間。中々美味しいものが出来た。薬味はネギをごま油と醤油で味付けして、トロトロの鶏と一緒に食べたが、結構美味しかった。