白雲去来

蜷川正大の日々是口実

青梅の吉川英治記念館。

2015-08-25 11:40:06 | 日記
八月二十四日(月)晴れ。

昨日、友人の主催するBBQに行く途中、青梅に吉川英治記念館の前を通った。一瞬、なぜ青梅に吉川英治の記念館が?と不思議に思った。何故ならば、吉川英治は横浜市中区山元町に生まれ、小学校は私が卒業した太田小学校の前身の太田尋常高等小学校に入学。十代の頃には、現在のみなとみらい地区にあった横浜ドックで働いたこともあり、その時の体験を元にして書いたのが『かんかん虫は唄う』という小説である。題名の「かんかん虫」とは、船の錆を落とす仕事をする人たちで、「かんかん」と音を立てながら船に虫のように貼りついて仕事をすることからそう呼ばれた。そんなことから横浜の作家という固定観念があったからである。

横浜にゆかりのある作家としては、吉川英治の他に、大仏次郎、長谷川伸、山本周五郎、北林透馬、佐多稲子、平野威馬雄と言った人たちが有名だが、横浜に記念館があるのは大仏次郎だけである。資料を見れば吉川英治は昭和十九年から青梅に住んだとのこと。それで記念館が、と納得した次第。行ってみたいが何せ車で二時間近くもかかる。来年、BBQに参加することがあれば、早めに出て、寄ってみたいと思った。

夕方、事務所から戻ると友人から「一杯いかが」との電話。迷わずにOKし、藤棚商店街で行われているこの夏最後の縁日を冷かしてから「やまと」へ。愚妻も合流。一時間ほど飲んでから「一休」に転戦して帰宅。ご馳走様でした。

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