十一月七日(火)晴れ。立冬。
この十年以上、「木枯らし一号」が吹くのは、立冬のすぐ前後だと言う。冬の気配を感じる日で、暦では、この日から冬となる。
事務所で本の整理をしていて、何気なく手にしたのが、深田祐介氏の『地球味な旅』(一九九三年・新潮社刊)という本。深田氏の名前を有名にしたのは、『スチューワーデス物語』ではないだろうか。その本を題材にしたドラマもヒットした。私は、『革命商人』や『炎熱商人』、『新東洋事情』といった物が好きだ。
私は、その昔、読了した本に、いつ何処で読み終えたのかと言うことを書いていた。『地球味な旅』を読了したのは、平成五年の四月十五日、「JRの車内にて読了、正大四十二歳」とある。先生が亡くなる半年前で、恐らく、当時赤坂にあった野村事務所に行く途中の車内だと思う。その本の内容は、覚えている所や、全く記憶にない所もあり、しばし読みふけってしまった。その中に、作家の林真理子さんの結婚披露宴のことが書いてあった。それによると、披露宴の行われたのは、ホテル・ニューオータニのレストラン、トゥール・ダルジャン。凄いなぁー。鴨料理で有名な超高級フランス料理のお店である。
深田さんいわく「しかしさすがにトゥール・ダルジャンの料理は宴会になっても質が落ちない。特に海老のコンソメジェリーと真鯛のソテーが上出来である。いつも料理の出来について真剣な顔で訊くマネージャーのミシェル・ドレピーヌ氏に『宴会料理でこんなうまい料理は食べたことがないよ』と実感をのべた』とある。ちなみに林さんのダンナとなった人が、何処の誰だか知らないが、深田氏によれば「真理子さんの夫の四大条件を満たして堂々たるもの」の人らしい。
ホテル・ニューオータニの、トゥール・ダルジャンには行ったことが無いが、野村先生のお供をしてパリに行った際に、トゥール・ダルジャンの本店に「行ってみるか」と言われたが、「堅苦しい所は嫌です」。と断ってしまった。今考えるともったいないことをした。パリの本店何て二度と行けないのに。
夜は、月に一度の名前だけ立派な友人等との飲み会を弘明寺の炉端焼き「花笠」にて開催。人数は少なかったが、良い肴ばかりで堪能。その後有志にて関内へ転戦。
この十年以上、「木枯らし一号」が吹くのは、立冬のすぐ前後だと言う。冬の気配を感じる日で、暦では、この日から冬となる。
事務所で本の整理をしていて、何気なく手にしたのが、深田祐介氏の『地球味な旅』(一九九三年・新潮社刊)という本。深田氏の名前を有名にしたのは、『スチューワーデス物語』ではないだろうか。その本を題材にしたドラマもヒットした。私は、『革命商人』や『炎熱商人』、『新東洋事情』といった物が好きだ。
私は、その昔、読了した本に、いつ何処で読み終えたのかと言うことを書いていた。『地球味な旅』を読了したのは、平成五年の四月十五日、「JRの車内にて読了、正大四十二歳」とある。先生が亡くなる半年前で、恐らく、当時赤坂にあった野村事務所に行く途中の車内だと思う。その本の内容は、覚えている所や、全く記憶にない所もあり、しばし読みふけってしまった。その中に、作家の林真理子さんの結婚披露宴のことが書いてあった。それによると、披露宴の行われたのは、ホテル・ニューオータニのレストラン、トゥール・ダルジャン。凄いなぁー。鴨料理で有名な超高級フランス料理のお店である。
深田さんいわく「しかしさすがにトゥール・ダルジャンの料理は宴会になっても質が落ちない。特に海老のコンソメジェリーと真鯛のソテーが上出来である。いつも料理の出来について真剣な顔で訊くマネージャーのミシェル・ドレピーヌ氏に『宴会料理でこんなうまい料理は食べたことがないよ』と実感をのべた』とある。ちなみに林さんのダンナとなった人が、何処の誰だか知らないが、深田氏によれば「真理子さんの夫の四大条件を満たして堂々たるもの」の人らしい。
ホテル・ニューオータニの、トゥール・ダルジャンには行ったことが無いが、野村先生のお供をしてパリに行った際に、トゥール・ダルジャンの本店に「行ってみるか」と言われたが、「堅苦しい所は嫌です」。と断ってしまった。今考えるともったいないことをした。パリの本店何て二度と行けないのに。
夜は、月に一度の名前だけ立派な友人等との飲み会を弘明寺の炉端焼き「花笠」にて開催。人数は少なかったが、良い肴ばかりで堪能。その後有志にて関内へ転戦。