降る雪や昭和は遠くなりにけり。

二月一日（水）雨後雪。

天気予報では、夜から明け方にかけて雪となるそうだ。余裕でもあれば、近場の熱海の温泉でのんびりしたいところだが、しがない浪人暮らしではそんなことは出来るはずもない。家族は、皆、今にも泣き出しそうな空に不安顔で出かけて行った。

朝食は、「尾島」のコロッケ（一個百三十円）に目玉焼き、キャベツの千切り添え、大根の味噌汁。みそ汁に入れる大根は、切り方によって、かなり味わいが違ってくる。千切りの時は、先に味噌汁を作ってから、入れてひと煮立ちする。しゃきしゃき感が味わえて、食べているわうも「よーしやるぞ」と元気を貰える。太千切りの時は、水から煮る。この時は、「お揚げ」も入れる。大根とお揚げのコラボだ。厚切りは、繊維を断ち切るように一センチ幅ぐらいに切って煮るのだが、おかず感覚で、副菜の少ない時に作るようにしている。ちなみに、我が家は、無添加の「白みそ」で、「赤みそ」は、シジミの時だけに使う。みそ汁と白菜のおしんこがあれば無敵である。夜に飲み会があるので昼飯は抜いた。

自宅で使っていたパソコンが壊れて、新しいものに換えて久しいが、面倒なので、壊れたたパソコンをそのままにしておいた。バスに乗った際にパソコンの処分の広告があって、ネットで調べてみた。横浜の都筑区と言う所にあるＰＣクリニックが安いと言うことで、午後から持ち込んだ。あっという間にハードディスクを取り出して、見ている前でドリルのようなもので四カ所穴をあけてくれた。本体も処分してくれて、八百四十円。ちょっと遠かったが、安くて親切で助かった。しかしパソコンからディスクを取り出すところを見ていないので、壊したディスクが、私のパソコンのものかどうかが分からない・・・。という不安が脳裏をよぎったが、まあ人様に見られて困るような情報もないので、気にしないことにした。

夜は、以前から約束していた読者の方と、盟友の古谷喜久男氏、ナリポンとＫちゃんと、愚妻とで、「やまと」にて一献会。正田氏の葬儀も終わっていないので、当初は延期しようかとも思ったが、皆が集まって正田氏の話をするのも供養と思い、杯を重ねた。お店を出る頃には、雪となった。来年は御代替わりか。降る雪や昭和は遠くなりにけり。ナリポンに送って頂き帰宅。