二月二十日(火)晴れ。
ただ列車に乗るためだけに全国を旅することをまとめた有名な紀行文が、内田百閒先生の『阿房列車』(あほうれっしゃ)で、昭和二十五年から昭和三十年にかけ、相次いで執筆した紀行文シリーズ。単行本は『第一阿房列車』、『第二阿房列車』および『第三阿房列車』の全三巻である。私は、いわゆる「乗り鉄」でも「撮り鉄」でもなく、ただ列車に乗るためだけを目的とした旅をしたことなど一度も無い。しかし列車で行く旅と、旅の本が好きである。
車窓に流れる景色を見ながら、これから行く土地のことを思うと胸が高鳴る。と言っても四時間ぐらいが限度である。随分前のことだが、小樽から札幌を経由して、函館まで電車に乗ったことがあった。さすがに退屈して、途中下車して、気分転換をしようと思ったぐらいだ。また、数年前に、盟友と帯広から札幌まで電車で行ったが、車内販売もなく、酒と肴の支度もしなかったので、道中がとても長く感じられて仕方がなかった。まあ早い話が、どんな処でも「酒場」にならないと機嫌が悪いと言うことかもしれない。これが、本当の「阿呆列車」である。
夜は、月に一度の仲良しさんたちとの飲み会を、弘明寺商店街の「花笠」にて開催。昨年、心臓の大手術をして療養をしていた盟友が、久しぶりに出席をして、感激した。少し痩せてはいたが、これから暖かくなるにつれ、体調も良くなるものと思っている。有志で関内へ転戦。
ただ列車に乗るためだけに全国を旅することをまとめた有名な紀行文が、内田百閒先生の『阿房列車』(あほうれっしゃ)で、昭和二十五年から昭和三十年にかけ、相次いで執筆した紀行文シリーズ。単行本は『第一阿房列車』、『第二阿房列車』および『第三阿房列車』の全三巻である。私は、いわゆる「乗り鉄」でも「撮り鉄」でもなく、ただ列車に乗るためだけを目的とした旅をしたことなど一度も無い。しかし列車で行く旅と、旅の本が好きである。
車窓に流れる景色を見ながら、これから行く土地のことを思うと胸が高鳴る。と言っても四時間ぐらいが限度である。随分前のことだが、小樽から札幌を経由して、函館まで電車に乗ったことがあった。さすがに退屈して、途中下車して、気分転換をしようと思ったぐらいだ。また、数年前に、盟友と帯広から札幌まで電車で行ったが、車内販売もなく、酒と肴の支度もしなかったので、道中がとても長く感じられて仕方がなかった。まあ早い話が、どんな処でも「酒場」にならないと機嫌が悪いと言うことかもしれない。これが、本当の「阿呆列車」である。
夜は、月に一度の仲良しさんたちとの飲み会を、弘明寺商店街の「花笠」にて開催。昨年、心臓の大手術をして療養をしていた盟友が、久しぶりに出席をして、感激した。少し痩せてはいたが、これから暖かくなるにつれ、体調も良くなるものと思っている。有志で関内へ転戦。