四月三日(火)晴れ。
朝食は、ロースハムに目玉焼き、キャベツの千切り添え、シジミの味噌汁。ロースハムを切る時に、必ず脳裏に浮かぶものがある。それは漫画家の東海林さだおさんの「ショージ君」だ。安月給のショージ君が、ある時思い切って、ロースハムを一本買った。いつも薄いペラペラのものばかり食べているので、いつか分厚いロースハムを食べたいと思っていたのだ。念願のロースハムの厚切りに挑戦する。意を決して、厚めの所に包丁を入れるのだが、貧乏性が抜け切れず、まっすぐ包丁を下せず、途中から、斜めに、結果、いびつな三角形のようになってしまうのだ。
私たちの世代は、ロースハムは高級品で、子供の頃は、ハムと言えば、様々な肉を成型した「プレスハム」で、ウインナーは、「漁ニソ」、または、魚の「赤ウインナー」だった。その名残か、今でも、ロースハムを切る時、心の準備を必要とするのである。
一日、パソコンに向かって仕事。野村先生が亡くなられてから今年で二十五年。過日、事務所の書棚を整理していたら、様々な人の書いた本に、様々な形で、野村先生のことが取り上げられている。それを私の機関誌でボチボチと紹介してみようと思っている。特に左翼と言われている人達の野村先生評が興味深い。こういった作業は楽しい。
夜は、蒸し鶏、ネギタコ(タコをスライスしてごま油と醤油で和えたもの)、ホタテの稚貝の蒸し物。酔狂亭でのお供は「黒霧島」。
朝食は、ロースハムに目玉焼き、キャベツの千切り添え、シジミの味噌汁。ロースハムを切る時に、必ず脳裏に浮かぶものがある。それは漫画家の東海林さだおさんの「ショージ君」だ。安月給のショージ君が、ある時思い切って、ロースハムを一本買った。いつも薄いペラペラのものばかり食べているので、いつか分厚いロースハムを食べたいと思っていたのだ。念願のロースハムの厚切りに挑戦する。意を決して、厚めの所に包丁を入れるのだが、貧乏性が抜け切れず、まっすぐ包丁を下せず、途中から、斜めに、結果、いびつな三角形のようになってしまうのだ。
私たちの世代は、ロースハムは高級品で、子供の頃は、ハムと言えば、様々な肉を成型した「プレスハム」で、ウインナーは、「漁ニソ」、または、魚の「赤ウインナー」だった。その名残か、今でも、ロースハムを切る時、心の準備を必要とするのである。
一日、パソコンに向かって仕事。野村先生が亡くなられてから今年で二十五年。過日、事務所の書棚を整理していたら、様々な人の書いた本に、様々な形で、野村先生のことが取り上げられている。それを私の機関誌でボチボチと紹介してみようと思っている。特に左翼と言われている人達の野村先生評が興味深い。こういった作業は楽しい。
夜は、蒸し鶏、ネギタコ(タコをスライスしてごま油と醤油で和えたもの)、ホタテの稚貝の蒸し物。酔狂亭でのお供は「黒霧島」。