白雲去来

蜷川正大の日々是口実

金がない時は、飲んでから考える。

2020-09-07 14:48:41 | 日記
8月27日(水)晴れ。

朝からカレーである。副菜は、人参と竹輪の天ぷらに焼売。昼は、おにぎり一つ。夜は、ササミのカツ、人参シリシリ、国産ニンニクの素揚げ、焼きそば。お供は「三岳」。

夜、さっとシャワーを浴びて汗を落としてから、さあて一杯やるか。と思えば、ふと頭に浮かんだのが若山牧水の「かんがえてのみはじめたる一合の二合の酒の夏のゆうぐれ」の歌。いいなあー。

その昔、Tという大先輩がいた。この人の酒に関する逸話は数知れず。ある時、会合の帰りにT先輩を中心にして同志が四、五人集まった。「さぁーこれからパッとキャバレーにでも行くか」。友人が、「おいTさん金あるのか」と言えば、「馬鹿野郎。そんなの飲んでから考えればいいんだ」。普通ならば、この時点で解散となるのだが、「それもそうだ。じゃあ行くか」と繰り出すのだから、大したものだ。

行ったキャバレーに、やはり大先輩のK先生の彼女がいて、その彼女に「K先生が、ここで飲んで待っていろと言われたので来ました」。散々飲んでから、その彼女を呼び、「どうも来ないようなので帰ります。K先生にツケといて」と店を出る。携帯もない頃なので、彼女も確かめようがない。良い時代だった。

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杯盤狼藉、落花狼藉。

2020-09-07 14:33:19 | 日記
8月26日(水)晴れ。

松本佳展君に迎えに来て頂き藤沢へ。今日は、お世話になっている方たちとの一献会がある。会場となったのは駅近くの焼き肉屋さん。お店に行って驚いたのだが、このお店の元のオーナーは私の友人だった人。一時は、焼き肉屋や屋台村など何軒も営業していたが、いつしか横浜のお店は全て閉店し、撤退してしまった。

風の便りでは、湘南地方で同じ名前のお店を開店したと聞いたが、何せ遠いので、それから疎遠になってしまった。もう15年くらい前の話だ。その彼が経営していた同じ名前のお店であることに、ちょっと驚いた。聞くところによれば、現在のオーナーの御尊父が、私の友人だった人と古い知り合いと言うことで、お店を引き継いだとのこと。元のオーナーの消息を聞けば、三年ほど前に亡くなった。と。

合わずにいた時間の長さが、ことさら感じられて、心の中で手を合わせた。焼肉屋さんでお腹を満たしてから、二次会へ。談論風発、杯盤狼藉、落花狼藉の夜でした。お誘い頂いた湘南の国士、I社長に感謝である。

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