白雲去来

蜷川正大の日々是口実

三島由紀夫と蓮田善明。

2023-12-06 16:30:40 | 日記

12月6日(水)晴れ。

さすがに師走。浪人風情の私でも何かと忙しく(ほとんどが酒席なのだが)ゆっくりと本を読む時間がない。若い頃は、多少酒が残っていても、風呂に入ったりするとシャキっとしたものだが、最近はちょっと飲みすぎると翌日は仕事にならない。そんな折に、元楯の会の村田春樹先生から新刊本をご恵送頂いた。村田先生とは、今年の6月18日に名古屋の護国神社にて開催された、第38回全国有志大連合の大会で記念講演をお聞きし、その後の直会では親しく話をさせて頂いた。

『三島由紀夫は蓮田善明の後を追ったー開かれた皇室への危惧』(展転社刊・1800+税)。本の帯には「元楯の会会員が、三島由紀夫に大きな影響を与えた蓮田善明を通じて、三島由紀夫の自決の本質に迫る。そして開かれた皇室を中心に戦後の空虚な日本の諸問題を論じる」。是非ご一読をお願い致します。

三島由紀夫に影響を与えた蓮田善明。野村先生から頂いた本の中に『蓮田善明とその死』(小高根二郎著)がある。野村先生の獄中句に「鰯雲 文庫本にも獄書の印」と言うものがあるが、「文庫本」ではないが頂いた『蓮田善明とその死』の最終頁にも「獄書の印」が貼ってあった。6月の村田先生のご講演を思い出しながら心して読みたいと思っている。

今日の昼は、日頃からお世話になっている方と昼食を共にした。車で行ったので珍しく酒を飲まずに食事だけ。その方を自宅まで送ってから事務所へ。山平重樹さんからも新刊本が届いていた。後日、紹介させて頂く。夜は、酔狂亭にて独酌。お供は、福岡の奥田親宗さんから頂いた「薩摩宝山」。奥田さんは10月の群青忌に遠路参加し頂いたが、忙しくてほとんど話が出来ずに申し訳なかった。


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