白雲去来

蜷川正大の日々是口実

東亜侵略百年の野望をここに覆す。

2023-12-09 16:13:46 | 日記

12月8日(金)晴れ。開戦記念の日。

今朝も、「暖かい静かな」日である。已むに已まれず決然と起った、昭和十六年のこの日を日本人は忘れてはならないと思う。戦後の日本人は、アメリカ占領軍の政策として先の大戦を「侵略戦争」と位置付けられ、現在でも多くの国民が、そう思っている人が多いのは残念で仕方がない。

通称、東京裁判において、インドのパール判事は、米国側が我が国に対しての最後通告、通称「ハル・ノート」に対して、こう述べている。

「『現代の歴史家でさえも、次のように考える事ができる。すなわち、今次戦争についていえば、真珠湾攻撃の直前に、アメリカ政府が日本政府に送ったものと同じ通牒(注・ハル・ノート)を受け取った場合、モナコ公国、ルクセンブルク大公国のような小国でさえも、アメリカに対して武器を持って立ち上がったであろう』と述べ、日本の指導者たちが愛国主義である限り、アメリカの苛酷なる最後通牒を退けて、立ち上がらざるを得なかったのは当然であり、日本にとって、生存の為自衛の為、やむを得ない措置であった」としている。

中村武彦先生は、晩年の年賀状に、文字通り辞世となった句を詠んでいることを群青忌での犬塚博英先輩の追悼講演で知った。「十六年十二月八日の暁を再び迎えて老いの血たぎつも」。東亜侵略百年の野望を覆した日として、今日の日を誇りに思って良いと思うのだが。

十二月二日十七時時三十分、大本営より機動部隊に対して「ニイタカヤマノボレ一二〇八」の電文。ニイタカヤマ(新高山)は当時日本領であった台湾の山の名(現・玉山)で当時の日本の最高峰、「一二〇八」とは十二月八のこと。「トラトラトラ」は真珠湾の攻撃機から、空母赤木へ「ワレキシュウニセイコウセリ」の暗号電文。その電文のコピーを以前、知り合いの方から頂いた。非常に珍しい物である。写真にある「GF」とは連合艦隊の略である。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする