白雲去来

蜷川正大の日々是口実

今は、金と女のスキャンダルは命取り。

2023-12-13 00:00:00 | 日記

12月11日(月)曇り。

昨日とうって変わって寒い朝。考えてみればもう12月も10日を過ぎた。寒くても当たり前か。朝食は、鮭の頭の焼き物、自家製の山芋の糠漬け、茶碗ラーメン。昼は、大好きな「フクイのカレー」に目玉焼き載せ。夜は、仲良しさんたちとプチ新年会。久しぶりに「たん右衛門」へ。その後、山下町の「ラッキー」の店に行く。あまり親しい付き合いはなかったが、一級上の先輩の訃報を聞く。その人の古希の祝いに行ったのは4年前か。「サリーズバー」の20周年を記念した写真集『Days』に亡くなられた方も写っている。私も、僭越ながら頁を汚している。カメラは有名な森日出夫先生である。

最近の政治家は、金と女のスキャンダルは完全に命取りになる。贈収賄や昨今問題になっている「裏金」はその昔から言い訳が出来ないが、「ヘソ下」、すなわちオンナの問題に関しては、昔はかなり大らかだった。有名なのは、自民党を作った男と言われている三木武吉の選挙演説だろう。1946年4月、戦後初の衆議院議員総選挙の際、三木氏は選挙区であった旧香川一区かで立会演説会に臨みます。すると、三木氏よりも先に演説を行った福家俊一氏が、じっと三木氏を見つめてこのように攻撃しました。「ある有力候補者のごときは、なんと妾を4人も連れている」。

演説を終え、したり顔で演題を下りた福家氏の後に続いて、演題に上った三木氏はこう反論します。「私の前に立った吹けば飛ぶような候補者が『ある有力候補』と申したのは、不肖この三木武吉であります」。

「なお、正確を期さねばならんので、先の無力候補の数字的間違いを、ここで訂正しておきます。私には、妾が4人あると申されたが、事実は5人であります。ただし、5人の女性たちは、今日ではいずれも老来廃馬と相成り、役には立ちませぬ。が、これを捨て去るごとき不人情は、三木武吉にはできませんから、みな今日も養っております」。(「政治ドットコム」より)。三木に愛人が5人いたというのは本当の話である。※サリーズバーの写真集。


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