白雲去来

蜷川正大の日々是口実

鏡開き。

2018-01-16 12:10:25 | 日記
一月十一日(木)晴れ。

今日は、鏡開き。子供の頃は、餅と餅の重なった部分に出来た青かびを母が包丁で削って、トンカチで叩いて一口大にしていた。正月用に買った餅が固くなったものを水に浸けて「水餅」にしてから焼いて食べた。最近は、スーパーなどで売られている物は、真空パックの、それも鏡餅の形をしたプラスチックの中に、パックのお餅が入っている。しかし、何日も置いてもカビの生えないお餅と言うのもどんなものか・・・。

鏡開きはもともとは一月二十日の行事であった。武家では甲冑に供えた具足餅をさげ、これを雑煮にして食べる風習があり、これを「刃柄」(はっか)を祝うといい、また、婦人たちは鏡台に供えた鏡餅を「初顔」を祝うと称し、ともにハッカという言葉から二十日という日を選んだわけだが、徳川三代将軍家光が二十日に亡くなって以来、寛永年間以後十一日に改められたと言い伝えられている。

正月中、神前に供えられたこの丸餅を、刄物で切ることを忌み、槌を用い、手で打ち欠くのがしきたりで、縁起をかついで、欠くとか割るとか切るとかいわずに、「開く」といったわけである。開いた餅を雑煮か汁粉にして食べ、この日おろした鏡餅の一部を干し餅にしてしまっておき、六月一日の「歯がため」のときに食べる習慣のある地方もある。(「楠本憲吉・歳時記」)

夜は、酔狂亭で「蒸し鶏」を肴に独酌。
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« TUTAYAが、ますます遠... | トップ | 『燃えよ祖国』の最新号(235... »
最新の画像もっと見る

日記」カテゴリの最新記事