白雲去来

蜷川正大の日々是口実

ジンギスンカンでBBQ

2017-05-10 12:43:59 | 日記
五月四日(木)晴れ。みどりの日。

巷はゴールデンウイークとかで連休が続いている。ニュースでは、高速道路の混雑ぶりや、新幹線で旅立つ人、そして恒例の成田空港などの人の行き来を映している。若い頃は、この時期に成田から海外に出る人たのニュースを見る度に、「ケッ、羨ましいもんね。こちとら海外どころか、家を出て飲みに行く金もネェー」などとひがんだものだ。それが、野村先生と共に海外に出かけるようになったり、別段、海外旅行が「特権」ではなくなった時代になって、羨ましいなどとは思うようになった。今では、休日に家族や友人たちとのんびりする方が、楽しいと、感じている。歳のせいもあるが、その方が、浪人にはふさわしい。

今日は、お世話になっている方から、どっさりと頂いた「ジンギスカン」と「行者ニンニク」で、久しぶりのガレージBBQを行った。以前は、このBBQに何人もの友人を招いたが、考えてみれば、匂いもキツイし、うるさいし、近所迷惑になるので、少人数でひっそりと行うようにした。焼き方は、北海道出身の古谷喜久男さんに任せて、こちらは食べるだけ。カメ&アコちゃんの差し入れの「そごう」の「刺し身パック」や「カツオ」もあるし、楽しい会となった。ニンニク好きの「ナリポン」は、無口になって「行者ニンニク」を食している。京子ちゃんとアイリちゃん親子も、ジンギスカンを「美味しい」と。途中から、ナリポンの弟家族が顔をだし、ちょこっと参戦。

夕方、部屋で飲み直したが、私は、すぐに爆睡。気がつけば、もう誰もいなかった。ジンギスカンにウメェー、メェーと感謝。

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憲法記念日とは笑止なり。

2017-05-08 13:26:09 | 日記
五月三日(水)晴れ。

今月の十日は、私の母の十三回忌。十日が平日なので家族の都合が悪く、そこで今日、お墓参りに行くつもりだったが、交通情報を見たら、東名の下りは、午前中に大和トンネル付近で三十キロの渋滞。これで萎えた。仕方がないので五日に延期。午前中は、家族でそれぞれの部屋の掃除。下の子供の、参考書やくだらん紙ごみがどっさり出た。

午後から、伊勢佐木町にランチをしに出かける。場所はインドカレーの「モハン」。祝日は「カレーバイキング」。食後に伊勢佐木町に出ると、「国際港まつり」が行われていた。子供の頃は楽しみだった、この仮装行列も、大人になるにつれて、退屈な行事に思えて行かなくなった。今では、子供の頃のノスタルジアでしかない。

伊勢佐木モールで買い物をしてから帰宅。巷は「憲法記念日」とやらで祝日だが、占領中にアメリカから押し付けられた「占領基本法」を「記念日」とするのだから馬鹿につける薬はない。しかし、単に改憲と言っても、民族派の中でも様々な解釈がある。例えば、現行憲法の一部改正(九条など)。日本人の手による「自主憲法の制定」、そして「現行憲法無効論」から「明治憲法の復元と改正」。それぞれに理があるから、ややこしい。いずれ、私の『燃えよ祖国』にてアンケートを取ってみたいと思っている。

夜は、値段の割には「ゲスの極み」のようなカツオで我慢して、月と影とを相手に酔狂亭で独酌。

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もう一年か・・・。

2017-05-03 07:26:12 | 日記
五月二日(火)晴れ。

熊本、勤皇第一等の人、本渡諏訪神社の元宮司、大野康孝さんの一周忌である。大野さんと私は同じ歳。初めてお会いしたのはお互いが二十代の頃。急速に親しくなったのは、大野さんが沖縄の護国神社に奉職している時の昭和五十七年に、犬塚博英さんや笠原正敏さんたちが組織した、「沖縄祖国復帰二十周年記念・民族派青年有志・沖縄戦跡慰霊巡拝団」に参加してからである。護国神社での結団式の写真を見ると、すでに鬼籍に入った人が何人かいる。北上清五郎先生や板垣哲雄君、駒場さんに大野康孝さん・・・。野村先生の御葬儀、群青忌でも神事を司って頂いた。思い出は尽きない。合掌。

機関誌の印刷の最終段階になって、プリンターの調子が悪い。「色むら」が出来てしまう。カスターマーセンターに連絡して、様々な方法を試したが、直らない。仕方がないのでモノクロで印刷したが、やはりピンとこない。結局、写真を大分削って、もう一度校正しなおした。嫌になる。連休のため、修理に来るのは八日とのこと。こんにゃロメ。

夕方、大学から帰った来た子供と横浜駅にて待ち合わせて、「そごう」にて、夕食時の肴の仕入れ。ゴゾウかロッポウ程度のカツオが八百円か。血も涙もない値段だ。その他、ボタン海老などを買って帰宅。家族が揃った所で、夕食と晩酌。

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労働者階級の諸君!

2017-05-02 14:59:04 | 日記
五月一日(月)晴れ後、にわか雨。

メーデーか。私の子供の頃、通っていた中学のすぐそばにあったのが蒔田公園。終戦直後に、進駐軍の兵舎として接収されていたため、私より上の時代の人は、この公園を「ヘイシャ」と呼んでいた。その公園で、以前は労働者の祭典とやらが行われていた。私の住んでいたアパートの前がデモ行進のコースになっていたので、民族派運動に入った頃は、そのデモコースに、時局対策協議会の浅沼美知雄先生から「メーデー反対」のビラを貰って、前日に、貼って歩いた。労働者と聞くと、「寅さん」が、隣のタコの経営する印刷工場に向かって「労働者階級の諸君」と声をかけるのがすぐに頭に浮かぶ。されど、今時、日本に左翼や右翼に救われるような労働者などいるのだろうか。左翼や右翼の活動家などよりも、労働者の方が余程良い生活をしている。こっちが何とかしてほしいものだ。

私がお世話になっている、I氏と言う人がいる。色々なチェーン店を経営している方だが、この方は、私がお世話になっているにも拘らず、I氏の後輩や友人を私に紹介すると、必ず、その紹介された人から礼状が届く。私が、その人たちに何をしたわけでもないのに、お礼の挨拶状が届くのだ。それは、言うまでもなくI氏の教育の賜物であり、経営者としての礼儀や心構えを後輩や若い人に教えているのだろう。ともすれば、お世話になっても、忙しさにかまけて、つい礼状を書くのを忘れてしまう。反省しきりである。

今月は、親しい人たちや身内の命日が続く。明日は、熊本は本渡諏訪神社の大野康孝さんの一年祭。十日は、私の母の十三回忌。二十三日は、岳父の命日。二十五日は、先輩の小早川久之先生の命日。二十八日は、盟友だった清水常二さんの命日。生者必滅、会者定離か。合掌。


午後から、歯医者。ランドマーク・タワーの中の本屋に寄る。連休中に十冊の読書をしようと決めているので、新刊を探しに行った。山平重樹さんの新刊があると思ったら置いていない。書籍浴を楽しんでいたら、以前岐阜の細川先生から紹介された『愛国とノーサイド・松任谷家と頭山家』(延江浩著・講談社)を見つけて購入。歯医者が終ってからスタバで読んだら、止まらなくなったので、慌てて帰宅。

夜は、酔狂亭で、月下独酌。

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山本周五郎が通った蕎麦屋と鰻屋。

2017-05-02 11:26:03 | 日記
四月三十日(日)晴れ。

良い天気なり。四月も今日で終わりか。特別な感慨はないが、月日の過ぎるのがとても速く感じる。これは年寄りの共通の思いではないだろうか。たまに関内駅までバスで行き、帰りは伊勢佐木町の端から端まで歩いて帰ってくることがある。なぜ関内駅までバスで行くかと言えば、歩いて往復する自信が無いことと、車中で本を読むのが好きだからである。もちろん電車の中でも。特に天気の良い日などは、ウツラ、ウツラしながら読むのがとても気持ち良い。それでは頭に入らないだろうと思うのだろうが、難しいものを読むのではなく、簡単なエッセイみたいなものを読むので、気にならない。

伊勢佐木町を散歩することを「イセブラ」と言ったが、今ではそんなことを言う人はいない。子供のころから慣れ親しんだイセザキだが、明治以来のこの商店街から消えてしまったのが靴屋とおもちゃ屋だ。本屋の有隣堂の近くにあった「おもちゃのまりや」が懐かしい。前の子供が小さい頃には、誕生日やクリスマスには必ずここでプレゼントを買った。大型店も便利だが、車社会になって、商店街の小売店が駆逐されてしまう。時代の流とはいえ寂しい限りである。

伊勢佐木町のはずれ、京急黄金町の近くには、山本周五郎が通った創業は明治三十八年という蕎麦屋の出嶋屋がある。山本周五郎の横浜時代を書いた本を読んだが、当時、本牧は間門と言う所に住んでいた周五郎は、出嶋屋に行くのに、山手の山を越えて歩いて行ったと言うのだから大したものだ。最もタクシーなどほとんどないような時代であるから仕方がないが、一時間ぐらいかかったのに違いない。

また、やはり山本周五郎や山口瞳、画家の柳原良平などが贔屓にしていたのが、うなぎの「八十八」。馬車道にあった店は、一時閉めてしまったが、数年前に伊勢佐木町の入り口、吉田橋にて再開した。うなぎは、最近は、庶民が気軽に食べられるような物ではなくなったが、ハレの日には、八十八でうな重と行きたいものだ。

夜は、タケノコのから揚げ、ジンギスカンを家族で味わう。

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