なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

珍しく楽な当直だった

2013年02月25日 | Weblog

 昨日の日曜日は当直だった。日直は小児科医で、内科当番にあたっていたので午後早目に着いた。さっそく胸痛(急性心筋梗塞)の患者さんを専門病院に搬送した、病棟は肺癌末期の患者さんの右下腿がチアノーゼを呈していた。動脈が右膝直下で閉塞したようだ。動脈閉塞の前から意識障害が低下してバイタルも悪化していて、すでに処置のできる状態ではなかった。

 当直に入って、1歳の男児が発熱40℃で5分間のけいれんがあり、救急搬送依頼があった。けいれんは治まっていて、母親の顔をちゃんと見て泣いているという。搬入後にインフルエンザ迅速試験をしたが、陰性だった(発熱は昨日からなので出るかと思ったが)。胸部X線で肺炎はなかった。小児科医に連絡して、点滴と検査の指示をもらった。まだ病院の近くで食事をしていたそうで、しばらくすると戻ってきた。

 その後は嘔吐下痢の小児が2名と30歳男性が感冒症状で来たが、いずれも処方のみで帰宅できる軽症だった。雪で道路事情が悪いせいか、深夜帯はだれも受診せず、救急車の搬入要請もなかった。というわけで、最近ではかなり珍しい楽な当直となった。

 また映画化されるという「ススキノ探偵シリーズ」の最新作と、岩田健太郎先生の新しいDVDが出たのでまた読むことにした「抗菌薬の考え方、使い方」を読んで、ゆっくり過ごしていた。

コメント
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