なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

胸痛といえば確かに胸痛だが

2013年02月23日 | Weblog

 胸痛を主訴に93歳女性が救急搬入された。救急当番は外科に女性医師だった。胸部X線・心電図・血液検査・胸腹部CTを行ったが、急性心筋梗塞・急性大動脈解離・気胸・肺梗塞はなかった。胸痛というよりも胸部違和感というのが正確な表現のようだった。胸椎のところで大分背中が曲がっていて、食道裂孔ヘルニアがあり、胃上部は胸腔内にあった。食事に関連した症状で、ヘルニアによる症状のようだ。内科でも診てほしいといわれて、患者さんを診察した。今は胸が苦しくないという。家族に(長男と二男だが、ともに70歳前後)、胸がおかしいという時は、半座位くらいにすることと、一食抜いて水分を少しずつとれば、しだいに食物が流れていくことを説明した。

 はやりに乗ってKindleを購入した。やはり紙媒体の方がいいと思うが、字が大きくなるのはいい。まあ、使ってみよう。

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