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なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

食べれば誤嚥性肺炎になります

2013年02月15日 | Weblog

 71歳男性で神経内科外来にパーキンソン病で通院している。すでに寝たきり状態で嚥下障害から誤嚥性肺炎を繰り返して、胃瘻造設による経管栄養を行っていた。しかし、まったく嚥下できなくはないので、家族が食べさせていた。今朝から発熱があり、反応もふだんより鈍くなって受診した。胸部X線・CTで右下肺野背側に浸潤影があり、誤嚥性肺炎を起こしていた。飲み込みやすいゼリーなどは大丈夫だと思うが、どんどんいろいろなものを食べさせれば、誤嚥するのは仕方ない。そこは指導するものの、何を食べさせるかは家族の自由なので、どうしようもない。ただ、一生ゼリーだけというのもさびしい気はする。

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