先週の火曜日に整形外科から70歳台男性が紹介されて内科新患を受診した。両手の浮腫とこわばりという話だった。直接患者さんの話を聞くと、始まりは両肩と両側大腿の疼痛だった。その後両手の浮腫が出現したという。整形外科では、診断だとかないままに、プレドニン5mg/日を処方して、症状が軽減してすぐに2.5mg/日に漸減していた。症状はまだあるが、炎症反応としては案外軽快していた。リウマチ性多発筋痛症とRS3PEということになるが、中途半端な治療ではこんな経過になるという例として、貴重だったかもしれない。プレドニン10mg/日から治療をやり直すことになった。