70歳台男性が右肺炎で受診した。数年前まで喫煙していて画像上はCOPDの変化がある。両側肺に喘鳴が聴取された。肺炎によるCOPDの増悪だ。COPDの場合喘息が合併しているとするか、気管支攣縮とするかが難しい。喀痰には好中球しか見られず、好酸球は見られないので、喘息とは違う(アレルギー性気管支炎ではない)と記載されていたと記憶している。治療は喘息発作と同じになるので、どちらでもかまわないのだが。
内科の若い先生が担当になった。春にも同じ病態で入院しているので、その時と同じ治療でどうでしょうかと伝えた。前回、喘鳴が軽快するのに1週間かかったので、今回も苦戦すると予想された。夜間の悪化時にステロイドの追加点滴をするように、指示を出しておくことにした。
12月の当直表を作成している。年末年始分は別に作るが、9日間をどう埋めるか。内科・外科2名体制だが、外科は大学病院からの応援で埋められるそうだ。内科は応援医師が今のところ決まってないので、全部自前(常勤医)で埋めることになりそうだ。一人2回から3回の日直当直になるが、私は連年通り大晦日か元旦に入る。