何度か誤嚥性肺炎で入退院を繰り返している83歳男性が、また発熱で受診した。右下肺に浸潤影を認め、誤嚥性肺炎の何度目かの再発だった。まだ車いすに乗っているので、状態としてはましな方だった(ひどい時は意識混濁)。家族も慣れたもので、奥さんは「ずーっと入院できませんか」、と言っていた。病棟の看護師さんは「治ったら退院です」と即座に答えた。たぶん今回も治って退院になるのだろう。
救急外来を診ていた外科の女性医師から連絡が来た。90歳女性が呼吸困難で救急搬入され、両側性肺炎だという。6月にも肺炎で入院して、治って退院していた。両側肺の背側に浸潤影が散在している。かろうじて自宅内で杖歩行していたという。前回の肺炎よりも重症と息子さんに伝えて、入院となった。