なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

インフルエンザ後肺炎

2018年01月26日 | Weblog

 昨夜高熱と呼吸苦で69歳男性が救急外来を受診した。4日前の日曜日に高熱で近医を受診して、インフルエンザB型と診断された。吸入薬を使ったということで、イナビルが処方されたようだ。その後微熱になっていた。昨夜は急に高熱が出た。

 胸部X線・CTで左下葉背側に浸潤影を認めて、急性肺炎と診断された。電話で内科入院の連絡が来たので、セフトリアキソンを点滴静注してもらっていた。今朝は解熱していた。

 胸部CTで明らかな気腫性変化があり、現在も喫煙していた。これを機会にタバコはやめるとは言っていた。肺炎球菌迅速試験は陰性だった。区域をまたいで広がっているので肺炎球菌かと思ったが。昨夜は喀痰が出なかったので、起炎菌は不明になる。

 昨夜当院で行ったインフルエンザ迅速試験は陰性だった。何日で陰性化するのだろうか。病室は個室にして、来週になってから大部屋にすることにした。

 

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