なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

急性大腿動脈閉塞

2018年01月27日 | Weblog

 69歳男性が他院からの紹介で当院に救急搬入された。以前から心房細動があったが、抗凝固薬は処方されていなかった。右大腿動脈が閉塞している。血管外科医が緊急でカテーテル治療を行って、無事血流が回復した。ヘパリン点滴静注からDOAC(エリキュース)内服が開始された。

 心房細動は怖い。こういうのを見ると、きっちり抗凝固療法を行う必要があると思う。逆に、頭蓋内出血や消化管出血の時は何でこんな薬が入っているんだと思ってしまうが。本来の投与量よりも少な目の抗凝固薬が処方されがちなのは、治療しなければならないが出血性病変を作ったと言われたくないからだ。

 

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