なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

まずは肺炎として

2021年11月06日 | Weblog

 水曜日に内科医院から肺炎の43歳男性が当院に紹介された。発熱があるので、発熱外来担当の内科の先生が診ていた。

 3日前から発熱があった。咳があり、右季肋部痛もある。胸部X線は右胸水貯留(左も)を疑うような像だったが、胸部CTで見ると胸水はなかった。

 右肺下葉背側に浸潤影を認めて、症状(発熱・咳)からは肺炎と診断される。右季肋部痛というのは胸膜痛なのかもしれない。

 白血球11000・CRP7.1と炎症反応の上昇を認める。肝機能障害があるが、それは脂肪肝による。肝胆道系に炎症像はなかった。

 放射線科の読影レポートは両側肺背側胸膜下に複数の小結節を認める、とあった。浸潤影と判断したところも結節影ととって、多発性肺転移疑いとなっていた。本当だろうか。(レポートは後から出るので、担当医は見ていない)

 

 急性肺炎として抗菌薬(オグサワ=AMPC/CVA+AMPC)内服で外来治療が開始された。放射線科の読影レポートがあったとしても、ここは肺炎の治療で経過をところだ。

 

 

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