木曜日に糖尿病外来担当の先生(大学病院からのバイト)から、65歳女性の入院を依頼された。身長160cm・体重55.5kgだが、ここ3~4か月で15kg体重が減少していた。口渇・多飲・多尿がある。
眼科医院で白内障の手術を予定していて、内科クリニックに術前検査を依頼したそうだ。血液検査で血糖386mg/dl・HbA1c15.5%と出た。内服薬で治療開始という状態ではないので、当院の糖尿病外来に紹介された、という経緯だった。
父親と姉妹2人が糖尿病だった。最大体重は40歳ごろの110Kgで、その後はダイエットをして70kg台で推移していた。
2型糖尿病だろうが、そのまま放置すれば、高血糖高浸透圧症候群に陥る可能性がある。早急にインスリン強化療法を開始して、比較的短期間に糖毒性解除を図りたい(問題になる網膜症はない)。
昨日記載した患者さんを入院させるところだったので、内科の若い先生に入院治療をお願いした。その後入院になっていないので確認すると、患者さんからがその日は入院できないというので、翌日入院予定になっていた。
金曜日に入院して、インスリン強化療法が開始された。ヒューマログ毎食直前3単位+トレシーバ就寝前4単位で、型通りの0.2単位/kgの開始寮になる。
無糖ではない缶コーヒーを1日1~3缶飲んでいて、菓子パン・チョコレート・和菓子が大好きだった。生活習慣の改善が必要だが、どこまで受けれるだろうか。