12月6日(水)の当直の時に、施設に入所中の98歳女性が救急搬入された。車椅子から滑り落ちて、その後左膝のあたりを痛がっているという。
搬入されると、左大腿骨が骨幹部で骨折したと思われたが、それは以前の骨折だった。
2016年に右大腿骨転子部骨折で、2018年に左大腿骨転子部骨折で当院整形外科で手術を受けている。2020年に左大腿骨骨幹部骨折をきたして、その時は保存的治療となっていた。
今の整形整形外科の先生方ではなく、以前在籍した先生たちだった。当時はメインの整形外科医がいて、大学病院から若い先生が交代で来ていた。その後、個人的な理由で辞めて、他の病院に移り、それとともに手術ができないので若い先生が来るのもなくなった。(昨年から新たに整形外科医2名が赴任している)
搬入時に触れたのは2020年の骨折部だった。今回はその遠位部が痛いらしい。X線とCT骨条件でみると、左大腿骨の遠位端が折れていて、膝側に食い込んでいる。左大腿骨の3回目の骨折だった。
整形外科はオンコールになっていない。その日は整形外科で担当は当方として入院とした。翌7日に整形外科医に申し送って正式に整形外科医担当となった。やはり、保存的に診ます、ということだった。