なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

23歳の糖尿病

2023年12月22日 | 糖尿病

 12月18日(月)は内科再来を診ていたが、内科新患が混んでいるということで2名の患者さんが回ってきた。そのうちの一人は健診で高血糖を指摘された23歳男性だった。

 1週間前の12月11日の健診で、血糖(随時)309mg/dl・HbA1c13.6%だった。普通健診結果は1か月後に出て、異常があれば二次検査となる。あまりに悪かったので、すぐに受診するよう指示されたらしい。

 症状を訊くと、7月くらいから口渇・多飲があったそうだ。もともと身長171cm・体重99kg(昨年、BMI 33)だったが、現在は85kg(BMI 29)になっている。

 両親は糖尿病ではなく、親戚(おじおば、祖父母)にもいないという。尿検査では尿ケトン体陰性だった。血糖(昼近いが空腹時)は262mg/dl・HbA1c12.8%。

 特にソフトドリンクを大量に飲んだりはしていない。甘いもの好きではなく、飲むのは水かお茶だという。若干の肝機能障害(ALT 49、たぶん脂肪肝)と高コレステロール血症(LDL-C 159)はあるが、明らかな血液濃縮を示す値はない。

 年齢的には1型糖尿病を考えるが、違うようだ。入院は仕事の都合もあり、難しいという。仕事は高速道路のサービスエリアにある飲食店に勤務している。受診するよういわれたので来た、というだけだった。

 1週間後なら来れるというので、外注の血中Cペプチドと抗GAD抗体を提出して、値によっては連絡して入院にすることにした。とりあえず、DPP4阻害薬1剤だけを1週間分処方した。

 その後確認すると、血中Cペプチド2.37ng/mL・抗GAD抗体陰性だった。肥満による2型糖尿病相当になる。12月27日に受診する(はず)ので、その時また相談することにした。腹痛はなく、再診時に腹部エコーを入れているが、膵癌発症も考えにくい。

 

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