スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

平和賞&発生の正当性

2007-11-15 19:15:33 | 地方競馬
 地元南関東の有力馬に北海道勢も加わって混戦が予想された昨日の第53回平和賞
 5頭ほどが先行する構えを見せましたが,主導権を奪ったのはノースダンデー。バルバンクールが2番手で,北海道のマサノネバーマインが外の3番手で落ち着きました。前半の800メートルは49秒6で,途中からペースダウンしているのですが,ハイペースといっていいと思います。
 残り800メートル辺りから先行した3頭が再びペースアップ。ここで後ろとの差が少し広がりました。手応えはマサノネバーマインがよく見えましたが,4コーナーを曲がりきれずに外へ逸走してしまい脱落。北海道は右回りで,初の左回りが響いたようです。結果的に2頭の叩き合いになり,さらに追い込んできたドリームスカイとオーラガイアが外から肉薄。逃げたノーズダンデーが振り切って優勝。ドリームスカイがバルバンクールは捕えて2着。3着にバルバンクールで,4着のオーラガイアまで接戦でした。
 優勝したノースダンデーは前走の鎌倉記念で2着してこれが南関東重賞初制覇。別に逃げなくても力を出せる馬だとは思いますが,結果的に見ると今日は先手を奪ったのが勝因といえそうです。ただ,最後は止まったために2頭に激しく追い上げられる結果となり,これ以上の距離延長は微妙な気がします。鞍上の左海誠二騎手はTCKディスタフに続く南関東重賞制覇で,このところ巡り合わせがいいようです。

 明日は一宮記念の2日目優秀があります。やや変則的な並びで,菊地-山田の北海道には鈴木,稲村-坂本の北関東に伊藤で,佐々木-一丸-山内の西日本。ここは佐々木選手から。

 思惟の様態のうち第一のものは観念です。だから,ある思惟の様態が,それが思惟の様態であるということだけを理由にして,その思惟の様態を原因として生じる結果としての思惟の様態は,観念であると考えてよいわけです。そしてこのことさえ明らかになれば,僕が今回のテーマとしている第二部定義三の中には,単に観念の本性が含まれているだけでなく,観念の発生も含まれていると考えている理由も明らかになったのではないかと思います。
 もう一度説明すれば,この定義のうち,観念はある精神が形成するその精神自身の概念であるという部分については,僕は観念の本性を示していると考えています。そして残る部分,つまり,精神が思惟の様態であるという部分に,観念の発生が示されていると考えているのです。
 そしてここまで考察してきたことからの結論として,確かに精神が思惟の様態であるということのうちには,観念の発生が含まれているといえると思います。なぜなら,思惟の様態はそれが思惟の様態であるというだけのことからして,何か別の観念を形成するのです。そして,精神が概念を形成するというとき,精神とは思惟の様態にほかなりませんし,概念というのは能動的な観念にほかならないからです。したがってこの定義のうちには,単に観念の本性に関する正当性が含まれているだけではなくて,観念の発生の正当性も同時に含まれていると僕は考えるのです。
コメント
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