スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

松山記念&思惟の様態

2007-11-13 19:51:43 | 競輪
 地元の愛媛では最も有力と思われた渡部哲男選手は準決勝で敗退してしまいましたが,一次予選からのスタートだった岡本選手が乗ってきた松山記念の決勝(動画)。
 どのラインも前受けを狙うような構えでしたが,北津留選手の前受け。4番手に岡本選手,7番手に志智選手で落ち着きました。残り2周のホームから志智選手が上昇,北津留選手を叩きにいきましたがこれは北津留選手が突っ張りました。志智選手は一旦は引いて4番手を内の岡本選手と取り合い。打鐘を迎えると再び志智選手が発進。北津留選手は再度突っ張ってそのまま先行。出きれなかった志智選手は番手の野田選手に外から絡んでいき,最終的にこの位置を奪いました。隊列が短くなって岡本選手に絶好の展開でしたが捲りは3番手あたりで一杯。直線,志智選手が北津留選手の外から踏み込むと間を割った浜口選手の伸びが強烈。差しきったかに見えましたが逃げた北津留選手が残していました。志智選手の外を踏んだ小倉選手が迫りましたがこれは届かず志智選手が3着でした。
 優勝した福岡の北津留翼選手は8月の小松島記念以来2度目の記念競輪優勝。前回は多分に恵まれた面がありましたが,今日は前受けから2度にわたって突っ張り,同型に番手に入られたのをぎりぎりに凌いだもので立派な優勝。年齢の面からいっても今後の飛躍が期待できる選手のひとりではないかと思います。
 志智選手はできれば先行争いを捲るようなレースがしたかったのではないかと思います。うまく番手に入りましたが,そこまでの争いがきつく,最後は伸びを欠いてしまいました。

 竜王戦七番勝負第三局はひねり飛車になりました。佐藤二冠のひねり飛車というのは,僕は1993年のNHK杯の決勝(負け)で指したことしか知りません。たぶん明日は激しく攻め合うような将棋になるのではないでしょうか。

 明日は船橋で平和賞があります。これは相当に難しい。一応はドリームスカイ◎を中心に推します。オーラガイア○,バルバンクール▲,ブラウンアマゾン△,ノースダンデー△,インカローズ△,マサノネバーマイン△と上げていったらきりがありません。

 第一部定理三が証明されました。これによって,思惟の様態cogitandi modiを原因として生じるものはすべて思惟の様態であるということが明らかになったわけです。一方,それが思惟の無限様態modus infinitusであれ思惟の有限様態であれ,思惟の様態が思惟の属性Cogitationis attributumを表現するということ,つまりここでいっている何らかの思惟作用を行うということについては,それが思惟の様態である,あるいは神の思惟の属性の変状affectioであるということに訴えるだけで十分であるということがすでに明らかになっています。したがってある思惟の様態は,それが思惟の様態であるというだけのことから,それ自身が原因となって,その思惟の様態とは異なる思惟の様態を結果として生じさせるということが明らかになったわけです。
 ところで,精神mensというのはそれが無限infinitumであると考えられようが有限finitumであると考えられようが,思惟の様態であるということについては疑う余地がありません。よって,精神はそうした思惟の様態であるということから,それがどんなものの精神であると仮定したとしても,やはりその精神以外の思惟の様態を,結果として生じさせるということになるのです。つまり,少なくとも精神は思惟の様態であるという事実からして,何らかのほかの思惟の様態を必然的に生み出すと考えてよいと思います。そこで今度は,結果として生み出される思惟の様態というのがどういうものであるかを考えていくことにします。
コメント
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